枕木

緑のストライプ

今日の一枚は枕木。
我が家の駐車スペースが長いこと無舗装で土を露出したままだった。

それがいけないとは思わないけれど、自動車の重みと出入りの際のタイヤの轍で窪みが出来て、雨の日の乗車降車は水たまりに足を突っ込むことになる。

コンクリートで覆うのは嫌なので、枕木を敷いた。

敷き詰める際に隙間をあけて、芝生を植えた。駐車場緑化だ、この緑のストライプはなかなかいいぞ、なんて悦に入っていたのだけれど、芝はどんどん成長して、枕木の間に収まらず立体化して、芝生の山と枕木の谷ができてしまった。

おとなしく見えても、自然というやつは人の思うようにはいかない。
そしてこちらは我が家の前の水田。

近隣でわずかに残ったこの場所に、田植えの季節には水鳥がやってきた。長い間楽しみの一つにしていたのだけれど、これが最後の写真になってしまった。人の造ったものではあるけれど、ささやかで儚い自然の営みもある。