バランス感覚

west2692008-09-03

今日も宮沢賢治ネタをもう一つ。風邪で学校を休んだ時によく読んだのが「グスコーブドリの伝記」。

主人公のグスコーブドリは冷害による飢饉を防ぐために、自らを犠牲にして火山噴火を起こし、発生する炭酸ガスで気温を上昇させ多くの人々を救う。


架空のお話であっても、その時は温暖化がみんなの小さな幸福を守った。でも今は地球温暖化を防ぐためにCO2 削減が叫ばれている。

今日の一枚は花巻から遠野に行く途中の道の駅で食べたお昼ご飯、確か「華御前」とか言う名の料理です。

お話変わって、今日はお客様からこんなお土産を頂いた。


飛騨高山の一刀彫。

般若の面などの伝統的な彫り物もあるが、最近は純粋に日本的なものより外国人にこういった傾向のものが人気なのだそうな。
蛙の乗った枝がとんがった四角錘の天辺に微妙なバランスで乗っている。

相棒曰く、「落ちそうで落ちない。危ない感じがうちみたいだね」。ごもっともですが、この顔はそんなに切実に見えない。

せめて「絶妙なバランス感覚」といって欲しかったな。