2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

狐の置物その後

今日の一枚は「馬頭観音」。「またか」と思う御仁もいらっしゃるだろうが、山梨では道祖神やら馬頭観音やら、頻繁に見かけるのだ。避けていてはコンビニだって行けない。 さて、これは国道20号線の四方津辺りの家にあった。敷地のはずれに人が一人、やっと…

ノビタの家

今日の一枚は卒業設計の審査風景。甲府工業高校の建築科の生徒作品から3人を選んで表彰する。 他人の作品をそれが出来上がるに至った事情も分からず、良いとか悪いとか評論するのは気がひけるが、審査というのもよい経験になる。こちらのビジョンも試される…

幻のボルドー神社を訊ねて

今日の一枚はボルドー神社。以前、建築史家のK先生が「宮光園にはボルドー神社があるでしょ」と話していた。耳にしたことはあるが、目にしたことは無い。敷地北側の草叢に鳥居があるから「あの辺だろう」と思い込んでいた。さて、今回の保存問題の大会で宮…

賞味期限

右の一枚は鳥居のある雪景色。今日は4月並の暖かさなのだと、事務所のEさんが話していた。後4日で2月も終わる。花も咲き始めた。 そんな訳で賞味期限のあるうちにこのシーンを使うことにした。近所で見かける神社の鳥居は一組だけだが、時折こんな風に連…

福寿草

今日の一枚は「福寿草」。2月12日に佐久平へ出かけた時には雪が降っていたが、今日はこんなものが咲いていた。毎度のことだけど春が来るのは良いものだ。 長い工期と冬が終わって、韮崎の家もそろそろ完成が近づいてきた。塗装が終わり、建具を入れて、電…

静かな場所

山梨はそろそろ春の気配だが、こちらはまだまだ冬らしい。これは雪の降った田んぼ。 那須塩原の現場に着くとこんな感じなのだった。 昼間からカラオケで騒ぐ人もいれば、トントン、カンカン、バリバリと賑やかな一団もいる。大工が4人、電気職が2人、監督…

仮説 大谷石の北限

今日の一枚は大谷石の倉庫。鉄筋コンクリートのフレームに大谷石をはめ込んでいる。 「**肥料合資会社」と看板に書いてある。国道4号線を那須塩原から黒磯方面に向かい東北新幹線と交差する辺りにある。この建物のある東小屋辺りが大谷石の北限かも知れな…

とても眠い朝の朝食に気をつけなければいけないこと

今日の一枚は19日のブログに書いたとても長い名前のイベント。大日影トンネルの入り口付近。記録によれば84人の参加者がこのトンネルを歩いて通り抜けた。これはトンネルの入り口で説明を(おそらく)聞いているところ。 さて、今まで何度かイベントを開いた…

アキレタメデスの点

今日の一枚はカタツムリの内部、ではなくて螺旋階段。 下の写真は螺旋階段を上って、屋上から見える建設現場。操作員が乗り込んだ建設機械が行ったり来たりしている。人影は見えない。かつて建築を造るのは道具だったが、今は機械が作る。道具を使うためには…

忙殺な日々覚書

ここ数日イベントの準備に忙殺された。社団法人日本建築家協会の第19回保存問題山梨大会なのだ。実はこの大会は毎年各地域ごとに持ち回りで開催されている。2年位前だったと思うが「次は山梨だからね」といわれた。しかも大会の実行委員長なのだそうだ。 先…

真冬の蚊帳吊

我が家では春から冬にかけて蚊帳を吊っている。どういうわけか最近は彼らの出没する季節は夏だけに限らないのだ。真冬から春先の一時を除いて一年中活動している。それに網戸を閉めていても何処からともなく進入して来る。 蚊取り線香の臭いが苦手なので、対…

山梨文化会館の屋上

今日の一枚は「山梨文化会館屋上」。雪が降り出す直前の写真。丹下健三氏の代表作の一つともいえる建築が甲府駅の北口に建っている。先日たまたま屋上を見学する機会があった。雑誌などの概略説明の写真にはこういうところは写らない。下から見上げるだけで…

パテ

今日の一枚はパテ。ホットケーキの元ではない。これは食べられません。 文化財の修理なのだから創建時と同じ技術であるパテを使って硝子を押さえる設計を考えた。埼玉からやってきた建具屋は「それは耐久性が悪い。メンチナンスも難しい。木材で押し縁を作っ…

姿の無い魔物

今日の一枚は宮光園の現場。屋根の工事が終わって覆屋と足場を取った所。今週の土曜日に大勢見学に来る予定だが、窓もなければ、周辺に取り付く予定の1階の屋根も壁もない。丸裸な雰囲気だ。なんだか一番冴えない状態で出迎えることになる。空が暗いせいか「…

エコロジカルな建築

右の写真は基礎と土台。基礎に玉石を並べて土台に木を敷いたところ。この上に柱を建てて建築が出来てゆく。遠い将来、上の建物を取り除いて、石を動かしたら後には何も残らない。 我が家も42年前に今の場所に移築された。解体して建物を取り除いた後には柱の…

耐震補強と神通力

今日の一枚は「狐の置物」。佐久甲州街道を佐久市内で外れて下仁田方面に向かい、湯川を越えたところに「鼻顔稲荷大明神」というものがある。因みに「鼻顔」は「ハナヅラ」と読むらしい。 川岸の切り立った所に清水の舞台みたいな建築方法で神社が建っていた…

雪だるまは融けない

今日の一枚は「アイスバーン」。塩山を出たときは霙だったが、峠道に入ると凍った路面にさらさらした雪が積もりだした。野辺山から臼田に向かう途中はこんな感じだった。これはテーブルの上に小麦粉を撒いたみたいによく滑るのだ。これで約束の時間には完全…

太陽光発電装置

今日は2月11日。休日なのだ。事務所開設以来、休日に余り縁が無いので、祝日の呼び名も忘れてしまった。確か「建国記念日」だったなあ、と手帳を見たら「建国記念の日」とあった。 スタッフは休みだが、こんな日は電話も鳴らないし、じっくりと図面が描ける…

真冬の扇風機

今日の一枚は扇風機。韮崎の家は主屋の工事は完成に近づいたが、周囲に6棟の土蔵が連なって残っている。土蔵の壁を造るためには泥を厚く塗らなければならないが、土は一度に厚塗りできないので、少しづつ塗り重ねてゆくしかない。下塗りがしっかり乾かない…

モンドリアン(ぽい)窓

今日の一枚は宮光園の屋根。屋根の葺き替えと外壁の修理が終わったので、今週末で上屋を撤去する。屋根瓦を間近で見るのはこれが最後になる。天辺に見える銅線は避雷針。 さて、昨夜は夕食後にワインを飲んでからパソコンに向かった。 ワインは近所のいちや…

清流の宝石 カワセミ

先ずは昨日のアンコールワットの続き。とりあえず諸々ほったらかして展覧会を見に行ったツケを今日はタップリ払った。そんな訳で慌しい一日だった。これもまた仕方がない。 右の一枚はステンドグラス。福々亭のギャラリースペースにある「カワセミ」のパネル…

アンコールワット

今日の一枚は「アンコールワットの模型」。 三脚が無いので手持ち撮影。暗いのでフラッシュを使うとこんな風に光ってしまう。使わないで撮ったらぼやけてしまった。 警備員と思しき男性に「撮影はここまでです。展示室に入ったら撮らないでくださいね」と念…

八朔の日

今日の一枚は「八朔」。八朔を調べたら「旧暦8月1日の意」とあったが、何故か冬採れるのだ。世の中謎が多い。 敷地を測って図面化したら、役所で受け取った公図よりも大きい。図面の上だけなら、建物は余裕で建ってしまう。しかも、狭い所に無理やり押し込…

板金鬼瓦

今日の一枚は那須塩原で見かけた鬼瓦。国道4号線沿いに建つ家の屋根に乗っていた。もっとも「瓦」と付けるのは間違いかも知れない。カラー鉄板みたいな素材を折り曲げたり、叩いたりしてこのような鬼瓦の形にしているだけで素材は瓦ではない。 この家だけが…

富士見高原の雪

月曜日は東京に出かけて雪で足止めを食らい、昨日は那須塩原の現場で雪が舞っていた。先週上棟した富士見高原の家も、とうとう雪に覆われてしまった。 そんな訳で、今日の一枚は雪を載せたままの屋根。野地板という屋根の仕上げを留めるための下地材を取りつ…

ポアソン分布な日々

右の写真は上棟の様子。白く見えているのは梁に残った雪。 今日は那須塩原の現場に出かけた。途中から雪が降り出した。今回の冬は出かけた先で雪に降られることが多いが、ある本にはこんなことが書いてあった「滅多に起こらないことは、何故か連続して起こる…

雪の日の顛末

今日の写真は走る電車の窓から昨日撮影したもの。新宿方面行き笹子辺りの雪景色。 まさか帰りに足止めを食らうことになるとは思っていなかったので、のんきにこんな写真を撮っている。 運転再開までに時間があるなら、ルミネ5階のブックファーストに行って、…

運休な日

今日は夕方から東京で会議。3時過ぎ、塩山から電車に乗る頃雨が降り出した。甲斐大和を過ぎると雪景色に変わったが、大月を過ぎると又雨に変わった。いつもの通り、会議は予定の時間を大幅に超過して終わった。だから電車に乗り遅れぬよう駅まで駆け足をし…