2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

霜柱氷梁雪桁雨垂木露葺草

デジカメになってから、ネガフィルムをほとんど使わなくなってしまった。 当時のカメラは電池を抜いて押入れに入っている。プリントは写真帳に入れて、本棚に差し込んだままになっている。中身も時々抜け落ちて、あちらこちらに紛れ込んだままになっている。…

吸いつけ桟

今日は休日。今回の連休を利用して自宅の傷んだところを直すことにした。建築の設計は本業だが、作業の方は素人同然だからたいしたことは出来ない。慌てず、時間をかけてじっくりやるしかない。 朝食を取りながら作業の作戦会議を開き、事務所に道具を取りに…

ツバメの技術継承

今日の一枚は福々亭の屋根。福々亭は古くなった茅葺屋根の上にトタンを葺いて保護している。 茅が少なくなったことと、金属屋根が流行したこともその理由なんだそうだ。ちなみに屋根の色には銀色・青・赤・茶色がある。銀色は反射率が高くて遮熱効果があると…

消えゆくトラック

今日の一枚は「消えゆくトラック」。八王子西から高速を降りて高尾駅方面に向かう途中でこんなものをみた。 目の前を走っているトラックが少しずつ透き通って、とうとう消えてしまった。これは消え始めたトラックの様子。たまたま胸ポケットに入れておいたデ…

徹ふたたび

塩山はすでに桜が散っているが、日曜日の長坂はまだ桜が咲いていた。こちらは清春美術館の敷地内にある茶室。「徹」。 カラカサお化けみたいに一本足で立ってはいるが、傘は開かない。左手にある一つ目みたいな窓から満開の桜が見えるはずだが、一般人は入室…

空調に頼らない美術館

今日の一枚は昨日の続き。光の美術館を見上げたところ。 トップライトを除けば、この2本のスリットと北側にある小さな窓だけで内部の採光をしていた。解説によれば「自然光だけで作品を鑑賞できる世界でも初の美術館」なのだそうだ。屋根からはたっぷりと日…

三色倉庫

今日は北杜市の清春美術館に行く。ここには現代美術のアントニ・クラーベの作品を収蔵している「光の美術館」がある。 敷地に入り目的の建物に向かうが、手前でくるりと向きを変え建物から遠ざかる。入り口付近に立っている美術館関係者が不審そうにこちらを…

原理は同じ

季節外れだが今日の一枚は雪。スモモの花じゃありません。こちらは朝日が当たるとたちどころに溶けてしまうのだ。 さて、生活クラブで送られてくる冊子にこんな記事があった。 天然氷を作っている所が日光にある。冬の冷え込みを利用して氷を作っているのだ…

待ってくれない

今日の一枚は「内装の下地」。八王子の家に行き、現場を確認する。 石膏ボードを張って、杉板も張った。階段も出来た。キッチンの所では大工が2人と監督が議論している。床にタイルを張ったら、キッチンキャビネットを取り付けるのだが、対面式のカウンター…

待つこと・断食すること・考えること

今日の一枚は睦沢学校。 指定された場所に着くと誰も来ていない。受付に行くと内線で担当のT氏を呼び出してくれた。良くある話だが、どうやら時間を聞き間違えたらしい。なんと2時間も違う。 短い人生、こういう無駄なことに時間を費やすのは実に虚しいもの…

やれやれなのだ

今日の一枚は杉の実。 浦木戸家の現場に着いて、自動車から降りると足元一面に降り積もっていた。見上げると大きな杉の木が頭上に見える。成程、今年の花粉症がきつかった訳だ。 全国的にも今年は花粉の飛散量が多かったみたいだ。3月には現場に行く途中で煙…

浄水場の石

今日の一枚は「田野倉浄水場の石」。「一体なんのこっちゃ」なのだが、大月市の田野倉という所にある浄水場があって、そこのプールに使われていた。 表面は風化したモルタルみたいだが、れっきとした御影石なのだ。半円形に削ってあるのは排水口の跡で、この…

修行の身

今日の一枚は「カワラヒワ」。ここ数日ヒヨドリを見ない。青島蜜柑と伊予柑が無くなったので、グレープフルーツを庭に置いているのだけど、お好みではないと見えて、あまり減らない。それとも繁殖期に入って、行動範囲が変わったのかも知れない。 替りに今日…

思想的堕落

今日の一枚は「花梨の花」。先週の中頃、小さな蕾が顔を出した。昨日は甲府では27.2度を記録したと新聞に出ていた。このように暖かくなると次々と花も開くので、こちらもなかなか忙しいのだ。花梨の隣には年の初めに植木屋が刈り込んだ金木犀がある。2階の窓…

長閑な風景

今日の一枚は「大月の家」。この家は山の斜面に建っている。家の前には駐車場もあるけれど、道が狭い上に斜面なので方向転換が難しい。運動も兼ねて坂下の集会場に自動車を停めて歩いて行くことにしている。 有酸素運動でもあるから、基礎代謝量の増加にもな…

遺跡の島

今日の一枚は浦木戸の家の裏手に咲いていた「山ツツジ」。気が付けば、もう4月も半ばを過ぎるのだ。 3月は寒い日が続いた。それだけじゃなくて、どこかの電気売りの失態で寒い思いもした。おかげで自動車のスタッドレスタイヤを取り替えるのも忘れてしまった…

愛想の良い郵便局

今日の一枚。昨年12月28日のブログに書いた元郵便局のあるところに久しぶりに行った。何気なく眺めていたら、2階の小窓が郵便マークになっているじゃないか。これは面白いとカメラを取りだして近づいた。障害もあるけれど、ちゃんと「〒」マークが判るように…

梶原杉

八王子の現場も、エコポイントで断熱材が不足したり、計画停電で足踏み状態が続いたり、震災の影響で建材やら什器が不足したり、頭を捻るような納まりがあったり、そんなヤヤコシイ段階もどうやら通り抜けたらしい。ここ数ヶ月はK大工が一人で黙々と作業をし…

富士猫

今日の一枚は小屋裏の風景。右手の黒い筋が入って白く光っているのは柱。左手の暗い部分は雨戸。何のことはない雨戸の隙間から差し込んだ光なのだ。4月9日の日記に書いた民家の調査に出かけた。雨漏りの修理だから小屋裏に入らなければならない。小屋裏と…

バタフライ**

右の写真はなんと名前を忘れてしまった花。福々亭の庭にあった。亭主の説明によれば「これはバタフライ**といって、蝶の好きな花で、写真を撮らせてもらうお礼に植えた」のだそうだ。今日は昨日の続き。発電機を使うとしてもどうすれば良いのだろう?先ず…

電力自給

今日の一枚は「発電機」。出張先でこんな話題になった。 (4月6日)脱エネルギー依存の第一歩としては、代替えエネルギーの開発以前に、エネルギー使用量の削減とエネルギー源の小規模分散化が必要ではないか。 そして可能であるならば電力会社に依存しない…

こんな姿だったかな

今日の一枚は「蕗の薹」。年末に屋根替えの相談を受けた古民家に出かけた。→ 寒冷地だから冬の間は仕事が出来ない。応急手当てをして雨漏りを止め、春を待っていた。暖かくなって来たので、工事を始める準備を始めなければならない。待ち合わせの場所で、関…

耕運機

知らぬが仏の鳩君に別れを告げて待ち合わせの場所に向かう。途中本屋があった。時間は充分にあるので何か読んで待っていようと立ち寄った。 買った本にはこんなことが書いてあった。大昔の中国。諸子百家の一人に墨子という人物がいた。ある時兵器を開発して…

屋外滞在時間

今日の一枚は千種駅近くの公園で見かけた鳩。チェックアウトの前、ホテルのテレビで天気予報を見た。「今日は気温20度まで上がります。暖かい一日です。そして杉花粉の飛散が多いのでマスクを忘れずに」と話している。朝刊を開くと、こちらには「海水の汚染…

ただ今、帰宅中

本日のタイトルを見てお気付きの通り、当リアルタイムボイスの筆者は現在西方から帰宅中である。 万が一、アップロードが間に合わないと連続更新記録に穴が開くので急遽n2が代筆することにする。後ほど、本人が訂正もしくは加筆するので読者は是非、再訪願い…

アントシアニンの効能

今日は日曜日の続き。ザゼンソウを見てから温泉に入った。風呂から上がると4時を過ぎていたが空はまだ明るい。 パソコンの使い過ぎで目が疲れがちだが、さっき食べたアントシアニンが効いているかも知れない。 桜は見えるだろうか。塩山は未だだが、石和は暖…

木造4層建築

今日の一枚は「ダイコンの花」。繰り言になるけれど実は以前もこんな風に書いていた→。 この花も4月になるとあちらこちらで見かける。現場からの帰り道「今年は桜の咲くのが遅いね」などと話しながら歩いていたら、葡萄棚の下にすでにこんなに沢山咲いていた…

修行の邪魔

今日の一枚はザゼンソウ。赤い衣を着たお坊さんが座禅をしている姿に似ているからそう呼ばれるのだそうだ。案内板には「開花する時に発熱し、自ら周囲の積雪を解(ママ)かす」とあった。 この近くには座禅石というのもあって、そこで悟りを開いた人間の方の…

幻の宿場町

今日の一枚は犬目宿の入り口付近の神社の境内にあったお知らせ看板。甲州街道にはこんな地名がある。犬目宿・鳥沢・猿橋。日本の昔話みたいだが、山梨が桃の産地だからこんな地名になったなんだろうか。ちなみに鬼が島という地名は無い。 猿橋・鳥沢は旧国鉄…

エイプリルフールの記事

「日本の英知で安全な原子炉が造れる」みたいなことを、どこかの誰かが言ったと今朝の新聞に出ていた。今日が4月1日だからなのかな。さて、今日の一枚はアンモナイト。「くーらーばーら」では建築主が自分たちで珪藻土を壁に塗った。その際に記念に埋め込ん…