遺跡の島

west2692011-04-15

今日の一枚は浦木戸の家の裏手に咲いていた「山ツツジ」。気が付けば、もう4月も半ばを過ぎるのだ。
3月は寒い日が続いた。それだけじゃなくて、どこかの電気売りの失態で寒い思いもした。おかげで自動車のスタッドレスタイヤを取り替えるのも忘れてしまった。
さて、「空から見た地球」(ヤン・アルチュス=ベルトラン)という本を眺めていたらこんなことが書いてあった。 『「文明は自殺によって消滅する。殺害されるのではなく」(アーノルド・トインビー)。つまり(文明の危機は)内部の危機を乗り越えられないことによる』。
モアイで知られるイースター島では木を伐りすぎて、土壌流失が起きた。危機的状況が進むにつれ内紛が激化する。大きな石像を祈る宗教にのめり込む。石像を運ぶためにさらに木を切る。事態はさらに悪化する。そうやって文明が消滅したのだそうだ。
東電前で行われた原発の反対デモに参加した学生が逮捕される映像を見た。いくらなんでも「相手が違う」と思うのだ。ここも遺跡だけの島になるのだろうか。

そんな訳でこちらは浦木戸の家近況。

「あの家の周辺では桜を見ないね」と話しながら現場に近づくと、至るところで咲いているのを発見。冬枯れの枝だから気が付かなかったのだ。
現場について何時ものように駐車場から眺めると、背後でこのように咲いていた。
近づくと職人達は薄着で働いていた。建物は南向きの斜面にあって日当たりが良い。その上、南西側に張り出していた納屋も撤去したから、午後の日照時間が長くなった。「暑くてたまらない」のだそうだ。