2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ランプの1日

今日の一枚は相棒の新作。 制作期間1カ月半の作品たちの片割れ。出来たばかりなのだが、ランプの取り付けは先方の都合で夕方から。その前に記録写真を撮らなければならない。 工房のランプ展示室は昼でも暗い状態を保つために窓が無い。日射が入らないコンク…

寒い空の下

今日の一枚は新横浜の駅前の風景。 20年ほど前に、塩山駅前にはロータリーが出来て、自動車で広場をぐるぐる回れるようになった。回転する円の中心は何も使いようがないと見えて、ステンレスで出来たオブジェを建てた。水晶なんだそうだ。 田舎の駅前で車が…

何処が変わったの?

今日は昨日の続き。再生前後の写真として求められていたのは「現地再生」というスタイルのものだった。 「現地再生」とは簡単に言うとリフォームなのだ。ついでに「移築再生」と呼ぶものがある。建て替え計画などでリフォームして残すことが不可能な場合は、…

ビフォーアフター

今日はこんなリクエストがあった。「民家の再生前後の写真を見たい」。写真を探したが、意外にないことが分かった。関心のあるところや、細部はあっても肝心の全景が無いのだった。こちらは2枚だけ撮れていた内の貴重なワンカットなのだ。そんな訳で今日の…

今の人は誰

今日の一枚は青淵文庫のタイル。紙の博物館に行った際に、王子の飛鳥山公園内で遭遇発見した。 「こんにちは」と聞きなれぬ声と共に事務所のドアが開いた。今日は事務所に人が訪れる予定はないはず。 パソコンの操作中で手が離せず振り向いた時には既にいな…

毒をもって毒を制す?

今日の一枚は板壁。 以前も同じような壁を見上げた写真を撮っている。「一体どこが違うの?」と聞かれそうだが、これは近江八幡で見かけた焼き杉の壁なのだ。案内してくださったS氏によれば、「この地域では、焼き杉板には防火効果があるから古くから使われ…

坂道の途中

今日は昨日の続き。右の写真は工事中の屋根の様子。坂道の途中から撮った所。 ここは狭くて急な坂なのだ。おまけに方向転換する場所も狭いし、作業用の車両だって停まっているかもしれない。事務所の自動車は車高が低くて、回転半径が大きい。登ったら無事に…

家相図

今日の一枚は家相図。明治40年(1907年)と書いてあった。 古い民家は長い間に増築や改装を繰り返しているので、当初と変わっているところが往々にしてある。壁の位置やら窓の大きさの変更、時には重要な柱を抜いたり梁を切ったりと、大胆な工事を行っている…

暖かいような気がする

今日はMさん夫妻を案内した。民家の再生計画を始めるに当たり、工事の様子を知りたいとのこと。先ずは事務所近くの完成事例を一軒見学し、その後再生中の建物に向かった。 「浦木戸の家」は昨年12月に着工したばかり。4月末の完成を目指して工事が進行中な…

大きな名前

今日の一枚。ぶら下がって居眠りをしている訳じゃない。 山手線のある駅前に大きな名前の小さな神社があって、そこの社にはこんな懸魚が下がっていた。撮影の日付を確認したら2004年12月とあった。久しぶりに前を通ると消えていたので、記憶違いなのかと心配…

ガラスの結霜

今年初めて佐久の現場に行った。前日天気予報で気温を調べると、朝のうちは氷点下4度、日中の最高気温が2度とあった。 「今年はラニーニャだから寒さも格別なんだ」などと同行のEさんに言い訳しながら、現場に向かう。 着くと、北側に入れたサッシのガラス…

お手上げな日

今日の一枚はお手上げ状態の鉄骨。こんな気分の日もある。 昨夜ブログを書き終えた後、鞄を開けて手帳を探した。なかなか見つからない。あれれ・・・。 寝室に行って着ていたジャケットとコートのポケットを探すが、無い。パソコンの鞄も食堂のテーブルも座…

おはようございます

相棒に代筆を頼んで、一安心。安全運転と思しきスピードで家に向かう。あわてている時は次々と障害が姿を見せるけど、ゆったり構えると案外ことはスムーズに運ぶ。睡魔にも襲われず、4時間後、無事に家に戻る。 風呂に入って、頭も洗って、深夜に就寝。ちょ…

ただいま帰宅中

実は昨日から出張中なのだった。今日は「早めに帰る予定」と予告したが、予定はあくまで予定、予告が予告どおりだったことも稀・・・かもしれない。 そんなわけで現在高速道路を失踪・・・じゃなかった、疾走中です(もちろん、法定速度厳守で、です)。尚、…

ヒツジの品薄

今日の一枚はショーウィンドウ。新年になって2週間、1月も半ばを過ぎた。建築現場もそろそろ本格的に仕事を始める頃だ。あとで慌てることになっても、年頭はなかなか始動しないのはこの業界の文化らしい。 早速こんな電話が入る。「断熱材がありません」。断…

北方系

今日の一枚は遠野の千葉家住宅。これは重要文化財だが、奥の方は今でも現役で使用しているので、見学は入り口付近の厩や土間、そして庭先に限られている。 「茅葺民家を集めて民家村を計画しているので、全国の事例を手分けして調査をして欲しい。ついてはオ…

大地に還る

度々話題にするけど我が家は42年前に現在の場所に移築されている。移築される前は桃畑の一角に、いわゆる石場建てという構造で建っていた。その時の基礎は現在のような鉄筋コンクリートではない。子供でも動かせる程度の自然石をぽつぽつと庭に置いてその上…

電車待ちの風景

今日の一枚は武蔵野線と埼京線の乗り換えの駅。武蔵浦和から見た風景。 山梨の交通事情は駅の間隔は長いし、バスの本数は少ない。従って県内の移動手段はもっぱら自動車になる。東京方面なら、発達している鉄道網を利用すると本も読めるし、ノートの書き込み…

テレビクルーの一団

右の写真はワイン造りの風景。相棒の作品(部分)です。勝沼のワイングラス館というところにあります。 今朝の新聞に世界最古のワイン醸造施設の跡がアルメニアで発見されたとあった。パネルに見られるように足で踏んで葡萄を絞った場所もあるという。人類は…

外観のみ

今日の一枚は旧森五商店東京支店(現近三ビル)の外壁見上げ。建築の案内書には「外観のみ。内部見学不可」とある。成程。それはともかく近くまで来たのだからと足を延ばしてみた。東京のように建物が立ち並んでいるところは町名や番地ではどこにあるのかわ…

我慢強い機械

右の写真は旧千代田生命のアルミダイキャスト。 今日も東京に出張。先ずは六本木ヒルズの近くで打ち合わせ。賑やかな界隈だ。大学に入りたての頃、アルバイトの帰りに友人とこの辺を歩いたら、夜中でも人が大勢歩いているのでとても驚いた。 相変わらずの人…

泥縄式

今日の一枚は富山で見かけた民家の窓。 年末から年始にかけての休み、それに今回の連休と休日が続いた。現場もお休み。見開きで一週間分を書き込む手帳の予定欄も記録欄も白いままページがめくられる。 そんな調子でうかうかしていたら、あれやこれやと用件…

レット イット ビー

今日の一枚は「メジロ」。 道路を隔てた北隣の家には杉の木がある。当然のことながら年々成長する。隣人のモットーは「無為自然」と見えて、切ったり、剪定したり、抜いたりしない。Let it beなのだ。 ついでにヤトイバナとかサオトメバナとか呼ばれる蔦も仲…

手を振るものたち

今日の一枚は塩山駅北口の棕櫚の葉。こんな風に手を振っていた。 昨日の立往生のことが今朝の新聞に出ていた。不審物は結局のところ電子手帳や衣類だったのだそうな。 バックひとつで24000人が足止めを食ってしまった訳だ。いささか大げさなことにも思える。…

泰山鳴動して・・・

右の写真はお茶の水スクエア―のテラコッタ装飾。 今日は東京に出張。1時の約束のために10時45分の特急あずさに乗る。時間の余裕は充分ある。途中でこんな放送が入る。「この列車は5分ほど遅れています」。しばらく走って相模湖で停車する。また放送が入る。…

新旧の接続

今日も昨日の続き。といっても、表参道から少し離れた六本木の「国立新美術館の一部」。 東京では山梨にいる時よりも歩行距離が長くなる。カメラを抱えて太陽の下をテクテクと歩く。靴が磨り減るけれど、健康には良いかもしれない。 さて、美術館の正面入り…

人口密度

写真は「表参道ヒルズ」。丸で囲った「参」という字が書かれた建物が昔の「同潤会アパート」。苔むして草臥れた住戸が以前はズラーッと並んできたけれど、今はこんな風になって、一部だけ残されている。 今日は昨日の続き。「音なしの亀」違った「音なしの構…

音無の構え

今日の一枚は「旧千野学校」。明治13年に建てられた藤村式(擬洋風)の建築と言われている。2009年の9月23日のブログにスケッチを載せたことがある→。 この外観だけじゃ明治時代の擬洋風とは信じられないけれど、屋根裏に潜るとペンキ塗りの跡と8角形の柱の…

火の用心

今日の一枚は吉島家住宅の中庭。 我が家のある辺りには消防署の他に消防団という組織がある。毎年正月は団員が寄付金を集めにやって来る。 しかし、事前の連絡もなく、いきなり訊ねてくる。何日の何時に来るのか皆目判らない。随分一方的な話なのだ。怠惰に…

目の回る日

年末に庭の掃除をした。枯草がほとんどだが、一角に緑が若干残っている。その中で一輪だけ咲いていたもの。宿敵「ビンカマジョール」。夏にはびこって花壇一面に広がる。抜いても切ってもいくらでも伸びてくる。実に手強い奴だ。しかし、この寒空でも頑張っ…