家相図

west2692011-01-24

今日の一枚は家相図。明治40年(1907年)と書いてあった。
古い民家は長い間に増築や改装を繰り返しているので、当初と変わっているところが往々にしてある。壁の位置やら窓の大きさの変更、時には重要な柱を抜いたり梁を切ったりと、大胆な工事を行っているツワモノだって中にはいる。
再生工事に当たり、かつての姿を知るために家の方に話を伺うとこんな家相図が登場してきた。
図のように放射線状に線が八方に広がっているところを中心にして、家の方位の良し悪しや吉凶を判断した。小さくてちょっと見にくいけれど、中心点の右側に大黒柱があるのが見える。
大黒柱の左側はほとんど創建時のままの姿を残している。右側は浴室・厨房など機能と広さは変わっていたが、部屋の配置は変わっていないことが分かった。
そんな訳でこちらは現場からの帰り道、コンビニの駐車場で見かけた散歩中のセグロセキレイ

何かを思案中と見えて、俯いて歩き回っている。しばらくはこちらに気が付かない。目があうと、驚いたように飛び去って行った。