2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

背に腹は替えられない。

今日の一枚は雑誌の表紙。講談社で発行された「古民家遊々」という雑誌です。当社で設計監理した「杣口の家」が紹介されています。見かけた方は是非一度手に取ってみてください。さて、2月最後の一日は雨。「一雨ごとに春は近づく」というけれど確かに今日は…

大物

今日の一枚は山梨新聞社の本社ビルの模型。工業高校の生徒が作ったもの。建築界の巨匠の作品で甲府駅の北口にはこれの本物が建っている。 今日は甲府工業高校の卒業設計コンクールの審査。毎年恒例のイベントなのだ。JIA山梨のメンバーで審査して最優秀者他2…

くどいけど「エコ」について。

今日の一枚は何故か以前使った写真。何度やってもこの写真が登場する。どうした訳なのか判らない。もしかして、ハテナのお気に入りなんだろうか。 そんな訳で今日は下の写真を見て下さい。こちらは天井の下地。いわゆる野縁というもの。場所は上野原は「浦木…

「締まり」のない窓

今日の一枚は仮面をかぶった人、じゃなくて宮光園にあった「捻子締まり」。 頭に書いてある模様は文字に見えるが何て読むのか判らない。「開く」とか「閉じる」の省略形なのかも知れない。 さて、「捻子締まり」は引違の建具の戸締りに使う。子供の頃、我が…

トンネル食堂

今日の一枚は工事中のお宅の庭にある辛夷の木。見上げたらもう蕾が付いていた。ここのところ暖かい日が続く。春は近いのだ。 午前中の打ち合わせを済ませて、もう一つの打ち合わせに向かう。ちょっと慌ただしい。もう少し時間に余裕を持って行動すべきかも知…

風変りな家

今日の一枚は練塀。何年か前に大阪府堺の街中で見つけた。この塀の向こうにある民家を再生して出来たレストランを訊ねたのだけれど、なんと定休日。 内部が良いので見てほしいと案内されてきたので、ちょっとがっかり。 だがこのような練塀は地元の人にはあ…

物的証拠

今日は勝沼図書館で講習会。宮光園が3月末から公開される。そのために市では観光ボランティアを養成しているのだ。今回は講師として修理の内容について話をした。 右の写真はその中の一つ。昭和3年の新聞。北側の厨房の屋根に使われていた。 設計中の過程で…

もしかしてオリジナル?

今日の1枚は宮光園の扉。主屋の東側にある白蔵の地下室の入り口にある。建物が古いので当然建具は傷んでいる。あちこち傷んだ建具は多くの場合、間に合わせ的に修理が施されている。 この建具も以前は木製の大戸だったものを雨掛りから保護するためにブリキ…

座布団カバー

写真はボディビル中のドアノブじゃなかった、「アントニオ・ガウディ―」のデザインした金具。 今日は昨日の続き。確かに「今日」は「昨日」の続きだが、この場合ちょっと違う。「今日の話題」は「昨日の話題」の続きという意味なのだ。 さて、懸案の課題を2…

放置できない問題

今日の一枚は昨日の続き。テキトーに作った餌台で昼食中のヒヨドリ。一本足の柱はコンクリートブロックの穴に突っ込んであるだけなのだ。耐久性も強度も安定性もない。これは放置できない問題かもしれない。さて、三つ重なった用件の内、一つは2月17日に…

プリコラージュな餌箱

今日の一枚は深夜の餌台。家の中で所在なさげにしていた木箱と角材を使ってテキトーに作ったもの。施工精度がイマイチなのはプリコラージュだからなのだ。 台所にしなびたリンゴがあった。試みに刻んでこの上に置いたら少なくなっていた。代わりに愛車のあち…

泥縄な一日

右の写真は明治初頭に建てられた藤村式建築の「祝学校」。バルコニーを支える円柱が今は宮光園の四阿に使われている。 実は今日はとても慌ただしい。来週は3月に公開される宮光園の観光ボランティアのための講習会がある。そのための資料作りなのだ。頼まれ…

霧除け庇

今日の一枚は四方津の現場。建物の東側の壁面に霧除け庇を取り付けているところ。 ここのところ作業は天候に左右されやすい。雪の日は主に屋内の工事を行い、晴れた日はこうして外回りの作業を行っている。 明日もまた雪か雨が降るとのこと、雨ざらしになっ…

雪かきの朝

家の前を通る道路には昨夜降った雪が積もっていた。雪かきをして自動車を出して事務所に着くと、除雪車が除けた雪が入り口に並んでいる。積んできた雪かきスコップでせっせと取り除いて駐車場に入った。朝から体を動かしたので3階の事務所に着いた時は汗ばん…

カラスは鳥目か?

今日の一枚は玉石基礎。 四方津で工事中の浦木戸の家縁側の土台と柱、そして基礎の納まり。 通常の工事では基礎を作り、その上に土台を敷いて柱を建てる。ここは再生工事なのでちょっと手順が異なる。 既存の桁から柱を吊る。土台を下から差して持ち上げて柱…

雪の翌日は・・

今日の一枚も我が家の梅の花。2月6日と同じ。マンネリなのだ。 2日間断続的に降った雪も夜半にあがり、今日はとても暖かい。 20代の頃、4,5か月入院していたことがある。ある時、大雪が降って翌日は気持ち良いくらい晴れたことがある。その時同室だった老人…

同名異人

「もうすぐ春だね」なんて気分を吹き消すように今日も雪が降った。「浦木戸の家」の現場も一際寒くて、メモを取る手もマヒしてくる。只でさえ下手な文字の輪郭がますます崩れて、もはや本人ですら判別できない文字になってしまった。 さて、1972年に発表され…

雪の手摺

今日の一枚は食堂の手摺に積もった雪。天気予報の通り、一夜明けて窓を開けると、雪景色が見えた。「予報はあまり当たらない」という印象があるのだけれど、昨今は違うようだ。時代は変わるし、予報技術も変化する。そろそろ意識を切り替えた方が良いかもし…

長い瞬き

長野に向かう自動車のラジオから「山梨県地方、今夜は雪です」と話していた。佐久から野辺山を越えて山梨に戻る道は滑りやすくてとても危険なのだ。恐る恐る帰ってきたけれど、こちらはまだ雪は降ってこない。明日の朝、周りは白くなっているのだろうか。 さ…

線路上の花火

今日の一枚は八王子の家にある階段。現場について、玄関を入ると中では新しく設けることになっている基礎のコンクリートを打っていた。1階はゴッタ返しているから、2階に上って打ち合わせをしようと階段を上っていた。1段、2段と踏んでいって、登り切った…

薬ばかりの日々

今日の一枚は福々亭。 暖かくなってきたのは嬉しいけれど、今度は花粉の季節が始まる。冷蔵庫にしまい込んだ花粉症の薬を久しぶりに取り出す。 以前「自然治癒」が望ましかろうと、いろいろと民間療法を試してみたことがある。マスクをする。甜茶を飲む。水…

スリリング

今日の一枚は解体中の民家の一部。甲州街道を勝沼から東京方面に向かって走り、笹子トンネルを抜けると街道沿いには緩勾配の大屋根の民家が現れる。多くの場合は外観こそ2階建てだが、内部では天井を低くして3層や4層に床を組んである。 写真に見えているス…

ものは試し

今日の一枚は我が家の梅の花。 先日後2日で立春なのに随分寒いじゃないかと書いたが、律儀に暖かくなった。まだまだ油断はできないが、今年初めて降る雨の音もどことなく春めいて聞こえる。我ながら単純なものだ。 3月には法事があるので、そろそろ準備をし…

高いところが好き?

今日の一枚は東本願寺御影堂の架構。「なんか変だな」と思った方、いませんか? 実はこれには訳があります。 「工事中の建物の小屋裏に潜ってみませんか」と知り合いに誘われた。 人間が立って歩けるほどの高さと広さがある屋根裏というのに興味を持ったので…

公開準備

今日の一枚は炎検知器。遠く離れた小さな炎も関知しての非常事態の発生を伝えるために、これをポールの上に設置して、建物に向ける。雨戸や板壁などの燃えやすい所に向けるのが望ましいのだそうだ。 社寺や文化財などの貴重な木造建造物を守るための機械なの…

幻のトノサマガエル

八王子の住宅団地に行った。帰り道、幹線道を一本外れると、一時代前の住宅街があって、スーパーマーケットやら郵便局やら白菜を植えた畑が残っている。自動車を降りて歩いて行くとこんな鳥居があって「御社八幡神社」と書いてあった。 今日は節分。夕方八王…

立春間近

後2日で立春というのに寒い日が続く。「冬は寒いもの」と解ってはいても、我が家はひときわ寒い。しかも我が家の寝室は西北の隅にある。西側にある隣家が敷地いっぱいに物置を建てたものだから、光が入らなくなってしまった。朝も暗くて、毎日夜明け前に起き…

静かな一日

今日は事務所で作業。電話や訪問者が少なくて、珍しく静かな一日だった。貴重な時間なのだ。先ずは急ぎの作業を行う。28日・29日に依頼を受けた現地再生事例の写真を探す。 2010年の12月以前の写真は現在進行中の仕事を除いて、年頭に整理してハードディスク…