長い瞬き

west2692011-02-10

長野に向かう自動車のラジオから「山梨県地方、今夜は雪です」と話していた。佐久から野辺山を越えて山梨に戻る道は滑りやすくてとても危険なのだ。恐る恐る帰ってきたけれど、こちらはまだ雪は降ってこない。明日の朝、周りは白くなっているのだろうか。
さて、今日の一枚は「佐久の家」の出桁の部分で新旧の材料の取り合うところなのだ・・・・・。
と、ここまで書いてパチリと瞬きしたら30分ほど過ぎていた。このように長い瞬きのことを人によっては「うたたね」と呼んだりもする。
昨夜夜更かしして、今朝は少し早起きしたのが瞬きの遅くなった原因らしい。長時間使用していたので瞼の筋肉もつかれるのだろう。
そんな訳で、もう一枚は現場の全景。

東西方向に補強の梁を入れて、片持ちで跳ねだした出桁の先端を支えている。現在は開口部の敷居と鴨居を取り付けているところ。
写真に見えるうっすらとかかる靄のようなものはたき火の煙。とても寒いので3時の休憩には小さな炎の周りに現場の職人が全員集まる。2階から眼下に集まる職方を数えたら7人いた。休憩時間を過ぎ日が陰ると、急激に気温が下がる。帰りの道路端で標示されていた気温はマイナス2度を指していた。