2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年最後の探し物

今日の一枚は「色鉛筆」じゃなくて「和ろうそく」。10月31日の日記に岐阜の古川で蝋燭を買ったが蝋燭立が手に入らなかったと書いた。赤い色は正月用だというので、それまでに何とかなるさと思いながら今日まできた。大掃除を終えて、蝋燭を取り出そうとした…

あと一日ある

今日の一枚は友人宅の庭で笑っている猫。 何時もなら家の周りで埃だらけになって大わらわなのだが、足は痛いわ、腹は痛いわで今年は庭木の世話を先送りした。 時間が出来たのでいつもより早く年賀状の宛名が書ける。10時過ぎから書き始めて、4時30分頃に終了…

石畳の道

今日の一枚は高山で見かけた映画の看板。早朝街歩きをしているとこんなものを見かけた。 「二人の世界」とか「キューポラのある町」とか「霧笛が俺を呼んでいる」とかある。見たことはないけれど、題名と俳優は知っている。 見ると建物には「高山昭和館」と…

ミニ富士山

古くからある道では思いがけない発見があるのだ。今日の一枚は「元郵便局」。河口湖から西湖に向かう幹線道路から、一本山側に入った道路を走っていて見かけた。古い街並みの面影を残す集落の中で茅葺民家に混じって建っている。 現在郵便の業務は20メートル…

光るチューブ

右の写真は「ムクドリ君」。県立博物館の庭木にいたが、何をしているのかは聞かなかった。 今日は24日の続き。エコーが終わって胃カメラが始まるまではベッドで待っている。退屈だが、点滴をぶら下げたポールに犬のように繋がれているので静かに待つしかない…

ドタキャンの日々

今日は新聞を取りに外に出たきり、後は一日家で過ごした。世間は慌ただしい年の瀬なのにのどかな話だとは思う。腹痛で長野行きをドタキャンしたのでポッカリ時間が出来てしまったのだ。 何時もならこの時期は木の枝を切ったり、枯草や枯葉を燃やしたり庭仕事…

運を天に任す

富山県で田んぼの中の一本道をひたすら走った。その上平野の道は平らで走りやすい。快調だがどこまで行っても水田が続くので途中で飽きてくる。 スピードを落としてきょろきょろしているとこんなものがあった。水力発電所。今日の一枚です。 山梨で見慣れた…

年末の楽しみ

今日の一枚は「新嘗祭御神酒」というもの。年末の楽しみにしていたけれど、どうやら諦めなければならない。 元来酒はめっぽう弱い。たちどころに赤面して眠くなる。だから、「今日はやけに酒が飲めるなあ」と思った時は大抵ロクなことにならない。12年前、「…

レトロな銀行

今日の一枚は瑞泉寺の勅使門。聞くところによると門の両側に見える築地塀のストライプが社会的身分の高さを表しているのだそうだ。 10月に富山に出張した。遠くまで行って用件だけ済ませて帰るのはいかにも惜しい。 出かける前にめぼしい建物のリストを作り…

真冬の花

今日の一枚はタンポポ。花のイメージは春の訪れだが、時折真冬でも咲いているのを見かける。 6月から始まった民家再生の設計がまとまった。工務店が注文した材料が今週末には届き、年明けから工事が始まる。夕方から忘年会を兼ねてそのお祝い。大月の国道沿…

果樹園のカノン

今日は昨日の続き。写真は葡萄棚なのだ。ここは山梨だからどこに行っても同じような風景だが、今回の敷地の周辺も桃畑やブドウ畑に囲まれている。そして、所々に遊休農地も混ざっていて、蔦が絡まったり薄(ススキ)が伸びて藪化している。 ぼんやりとそんな…

カラスの予感

今日の一枚はカラス。師走の空にはカラスのシルエットが似合う。 建築は地面に固定されているから、どんな場所に建つのかはとても大切なことなのだ。敷地内をあっちやこっちやウロウロしながら、敷地の形状、光の向きや風の通り道、近くを走る道路や遠くに見…

年末の裏技

今日は日曜日。遅い朝食を食べて新聞と定期購読の雑誌に目を通す。 時計を見ると11時近いではないか。 寝過ごしたせいなのか、年末のせいなのか、要領が悪いのか用事が山積みになっている。「忙しい」という表現は好まないが、どうやらのんびりは出来ない状…

消えた野猿公園

今日の一枚は本日訪問した民家。これは兜造りというもの。山梨県東部の富士五湖周辺地域に多く見られる。 昨夜の文書を読み返してあまりのひどさに呆れてしまった。いくら眠いとはいえ「ssss・・・」は酷い。反省しなければならない。 さて、塩山から河…

ssssss

右の写真は星形の照明器具。光っているからコンペイトウじゃないと思う。目黒にある東京都庭園美術館にあった。自慢じゃないが早起きは苦手なのだ。だが、今日はちょっと遠い現場に出かけなければならないので5時30分に起きた。新聞を取りに外に出ると東の空…

さび落とし

今日の一枚は屋根の塗装。 事務所の一軒おいた隣はタクシー会社なのだ。窓から見下ろすといつも赤く錆びた屋根が見えた。手前の水色の所まで塗装して、現在残りの部分にある錆を落としている。ここ2,3日ガリガリと賑やかに削っている。穴が開かなきゃ良いけ…

「発見」にならない発見。

写真は昨日と同じ上海の裏町で見かけた椅子。人々はこんな脚の短い椅子に座って、道端にたむろしている。 今日は名古屋から来た建築主と近所の工務店S氏の作業場に行く。そこには古民家から採集した柱や梁や建具がおいてある。内装工事用に鉄砲梁という極端…

上へ上へ

今日は東京へ出張。10時45分に塩山駅を出て23時新宿発のお馴染みの終電で家に帰ってきた。市ヶ谷で打ち合わせと会議を済ませてもう一件打ち合わせ。友人と会食の為、夕方再び新宿に戻る。 地下鉄大江戸腺の駅で降りたけど、この駅はとても深いところにあると…

干し柿のある建築

今日はとある雑誌の取材を受けた。再生民家の前で写真を撮るというので、杣口の家に行くことにした。建物の前に立ちカメラのレンズを覗いたり、遠く山やら雲やら近くの枯草を眺めたりして先ずはワンシーン。 庭に回るとこんなものがあって、「これもいいじゃ…

究極の記憶メディア

今日は昨日の続き。 お子様ランチみたいだが、こちらは少し離れた所にあった野外炉。 こんな状態でどうやって薪を燃やして、鍋を火にかけるんだろうと不思議に思ったが、現在の調理法とはまったく違った。地面を掘って器にして、水を張る。焼けた石を放り込…

6000年の眠り

今日の一枚は縄文時代の野外炉。 塩山で道路工事に伴って遺跡調査をしたらこんなものが出てきた。縄文時代から弥生時代・古墳時代・平安時代そして江戸時代初期に至る竪穴式住居跡が見つかった。まわりからは縄文式やら弥生式の土器も出てきた。そしてこれは…

良好なまちなみ

こちらは再生中の民家の足元。昔ながらの石場建てという構法なのだ。何故か柱が石の中心から数センチズレている。真偽のほどは判らないが、石の上にこうして柱を建てる工法は地震時に滑べることで地震の力を軽減するという話も耳にする。 この建物は遥か昔に…

コンビニ乱立事情

今日の一枚は「白菜」だと思う。現場の帰りに12時になったので、出来たばかりのセブンイレブンに弁当を買いに立ち寄った。一緒にいたM君が買い物をしている間、周囲をぶらぶらしながら道路向かいの畑で撮影した。 新しい道路が出来ると通り沿いにコンビニが…

大雪(たいせつ)の翌朝

今日の一枚は雪山。朝窓を開けると近くの山に雪が積もっていた。 6日には「この様子では今年はまだまだ暖かい日が続くと思います」と聞いたばかり。確かにそんな気もしていたけど、そうは問屋が卸さなかった。 事務所のM君の話では12月7日は旧暦では大雪(…

せげえもしくはせがい

今日の一枚は再生前の民家。 建物はご覧のように大型でしかも山間にある。敷地にたどり着くのには狭くて曲がりくねった斜面を登らなければならない。2階と3階の窓の足元にある庇みたいなものは「せげえ」とか「せがい」と呼ばれるもの。同じような呼び方をす…

木材確認の日

佐久平の民家の玄関ポーチの上に架かる梁に使用する木材を確認するために、今日は上田の工務店に行く。事務所で打ち合わせの後、「それじゃ梁材を見ましょうか」と工務店のS社長が席を立つ。 外に出て、大工さん達が作業をしている作業場に向かってゆくけど…

つらら

名古屋で捻挫をして、医者に行ってから「そういうのは癖になるよ」という忠告通り、その後も何度か足を捻ってしまった。 我が家の敷地は東西に細長い。南側の狭い庭に一列に並んで植えた木が育って、日影を作っている。枝を落として日照を確保したいが、脚立…

かたじけない風景?

今日の写真は「大和棟」。太子町というところで見かけた。今年の手帳も残り少なくなって来た。そろそろ来年の分を用意するために、市内の書店に出かけた。ここ数年来同じメーカーの同じ品番のものを使っているので、あっさり見つけて時間が出来た。久しぶり…

やせ我慢の季節

今日の一枚は神奈川県立近代美術館の中庭で見かけた大谷石の壁。今夜は風が強い。木枯らしなのだ。枯葉やらポリバケツやら家の周りでいろんなものが飛び回っている音がする。そういえば、こんな夜は星が良く見えたっけと、窓を開けた。きれいに光ってはいる…

電話な一日

今日の一枚は近江八幡の街中で見かけた大和塀。「焼き杉」と「弁柄塗」の組み合わせ。 午前中は事務所でお留守番。いつもはスタッフを残して出かけてばかりだが今日は反対なのだ。書類も作らなきゃいけないし、工事中の現場の図面にも目を通したい。だが、世…