年末の裏技

west2692010-12-19

今日は日曜日。遅い朝食を食べて新聞と定期購読の雑誌に目を通す。
時計を見ると11時近いではないか。
寝過ごしたせいなのか、年末のせいなのか、要領が悪いのか用事が山積みになっている。「忙しい」という表現は好まないが、どうやらのんびりは出来ない状況になってきた。「師走」という呼名の通り「師」でさえ慌ただしい、いわんや凡人をやをやなのだ。
あっちやこっちや要件が重なりぐちゃぐちゃになっているので、何から手を付けたら良いものか悩ましい。
こんな時はとりあえず机に向かってノートに要件を片っ端から書き出す。部屋の片付け・家のメンテナンス・庭木の手入れ・手帳整理・未読の雑誌やら積んだままの単行本。年賀状・あいさつ回り・法事の準備・もちろん仕事だってある。

そんなあれやこれやを大雑把にカテゴライズして「緊急」「普通」「後回し」に分類する。漠然と思い浮かべているときは何もかも「緊急」に思えるけれど、書き出してみると案外「普通」だったり「後回し」だったりする。幸い日本には「それは、年が明けてからにしましょう」なんていう「来年」と呼ばれる裏技もある。これに「人任せ」が加われば完璧なのだ。
そんな訳でたちどころに「緊急」事態は解消するのだった。
「ともかくもあなたまかせの年の暮れ」(小林一茶