2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ツーリングの季節

那須塩原からの帰り道、佐野のサービスエリアで見かけたツーリングの一団。 背もたれのついたタンディムシート・派手なペインティング・折り曲げて見えなくした車両番号・お椀ヘルメット・どでかい音の空ぶかし。一昔前なら暴走族の標準アイテムだが、厳格な…

寝起きのカエル

渋滞に巻き込まれるのを覚悟して今日は6時過ぎに家を出て那須塩原に向かった。しかし、日曜の朝のせいなのか首都高速道路は空いていて、所々「集中工事に協力ありがとうございました」と表示が出ている。「協力」した自覚はないので、なんとも言えない違和感…

ノミを研ぐ

右の写真は山北の家に使われる木材。もうすぐ加工を終え、現地に運ばれ来週からは建て方がはじまる。 今日は2日ほど前に雨漏りがしたと連絡があったAさんの家の玄関ポーチを見に出かけた。 Aさんの家は甲府盆地を見下ろす高台にあり、家の裏にある竹藪からそ…

急がば回れ

右の写真は那須塩原の道路脇に咲いていたムラサキツメクサ。 今日は那須塩原の現場に照明器具を持ち込んだ。 取り付け作業のために現地では電気屋さんが待っている。首都高速の渋滞に巻き込まれないように事務所を6時に出発することにした。さて、勝沼から…

新種の雨蛙

我が家の前にある水田に今年も水が入った。一時は絶滅したかと思われたカエル達も数は減ったが元気で騒いでいる。たった2枚残った水田が彼らの生命線なのだ。ちょっと心もとないが頑張って生き延びて欲しい。 しかし、人が生きるためには食物が必要だ。世界…

変り種の柱

今日の一枚は「欅の大黒柱だったもの」。今回は長さ6メートルの欅の大黒柱を切って3メートルで使った。残った部分がこれ。もったいないというか、行きがかり上というか、残った半分も使うことにした。独立柱で使うのなら、多少曲っていても問題はない。玄関…

長いノミ

今日の一枚は「長いノミ」。骨組みだけじゃなくて、大工さんの作業風景も撮影してくれとのリクエストに応えるべく、この日もまた作業場に行った。 でも、見せ場なんてそんなにあるわけじゃない。多くの時間は延々と続く地味で根気強い作業に支えられている。…

裏技

右の写真は内緒の金物。 鴨居と桁の間には土壁が出来る。土の重さで鴨居が下がらないように、こうやって密かに補強の金物で吊っておく。 今日は久しぶりに宮光園の現場。非難口誘導灯や自動火災報知機や非常照明の取り付け場所やら方法について打ち合わせ。 …

赤い山

グラナダのアルハンブラ宮殿はイスラム建築の傑作といわれている。夕日に赤く染まるので「赤い城」とか「朱色の塔」などと呼ばれる。それを見るために夕方現地に行ったら確かに赤い。でも、赤いレンガを使っているのだから当たり前といえば当たり前なのだっ…

ノコギリロボット

我が家の窓台で長いことたむろしていたカマキリたちも三々五々姿を消した。それぞれ自分の信じる道を行ったのだろう。誰が生き残るのかは誰にも解からない。 さて、今日の一枚は「ロボット」じゃない、電気式のノコギリ。左右の目玉みたいな丸いのと、こちら…

作りものの世界

今日は昨日の続き。右の写真は「夏の雪原・・・・?」。 以前、カマキリが高い所に卵を産む冬は大雪が降るという説を紹介したが、冬ばかりではない、初夏でもこの通り。佐久平からの帰り道、野辺山高原には白いビニール製の雪が一面に積もっていた。塩山に3…

カマキリの知恵その後

今日の一枚は生まれたてのカマキリ。 朝、網戸の外側に小さな虫がいるのが見えた。 こんなことを書いていると暇人みたいだが、朝は新聞を読んだり、パンにバターを塗ったり、ヒゲを剃ったり、靴下を履いたり、携帯電話をポケットに入れたりするので人並みに…

土嚢の作り方

今日は小田原に出張。午後には宮光園で打ち合わせがあるので、午前中で要件を済ませてとんぼ返りをすることにした。 家を出て駐車場まで歩く途中で学校の裏手を通る。道路と水路の間に細長い三角形の空き地があって、こんな花が咲いていた。今日の一枚。花の…

勤労な1日

今日の1枚は「小舞竹」。宮光園では下屋部分の左官工事が始まり、今日は小舞竹を組んでいた。文化財建造物専門のH先生の話では、こんな風に肉の薄い竹は若い竹なんだそうだ。 人間と同じでまだ贅肉がついていない訳だ。 今日は忙しい一日だった。12:30に歯…

ある企業秘密

環境と建築についてのレポートを書くために東京から取材に来た大学生のF君は専攻は構造なんだという。「それなら『枠の内』という富山県の民家の架構があるから見に行こう」と熊野神社近くの作業場に行くことにした。 あちこち回って、作業場に着くと昨日ま…

火吹きトカゲ

今日は防水工事の立会い。工期が短いので現場監督も職人も日曜日を返上して作業を行っていた。 右の写真は「火吹きトカゲ」。先端から出ている炎が見えるだろうか。 またの名をトーチバーナと言って、防水工事の道具なのだ。防水用のアスファルトシートの重…

相変わらずの渋滞な日々

今日は那須塩原の現場。 首都高速の混雑を避けて早めに出発したにもかかわらず、国立府中辺りから既に動きが止まり始めた。道路情報を見ると赤い×マークが幾つもある。自然渋滞ではない。あちこちで事故を起こしているのだった。 土曜日で天気も良いし高速料…

撮影の代償

今日の一枚は「ジャーマン・アイリス」。何でジャーマンなのか不明だが、付近の人々はそう呼んでいる。 我が家から塩山駅に向かう線路敷きで毎年たくさんの花を咲かせている。近くに住む板金屋の親方が世話をしているのだ。自分の土地でもない、誰かに頼まれ…

前衛階段。

今日の一枚は「睦沢学校」。これは東側にある陸橋の上から撮影したもの。 以前どこかで同じことを書いたはずだが、それが何時だったのか思い出せない。過去の記事が既に622本あるから、探すにも手間が掛かる。タイトルもカテゴリーも行き当たりばったりだか…

平穏に至る道

今日の一枚は考えにふける「かも」。 「電子認証システムの使い方について質問がある」と構造のM氏から電話があった。 何時もはこちらから訪ねることはあっても、その反対はない。耐震診断の判定会で、構造専門の先生方と禅問答みたいなやりとりをこなす人で…

作業風景

右の写真は「山北の家」に使う予定の土台。 大工仕事の作業中の写真も撮って欲しいと希望があり、加工している真っ最中の現場に行った。 「手を止めなきゃ駄目ですか」と聞かれたけれど、職人はタレントじゃない。慣れないことをしてもらっては申し訳ないの…

狸寝入り

先日、建築好きな知人からの情報で「目黒区総合庁舎建築ガイドツアー」に参加した。村野藤吾設計の「千代田生命本社ビル」がコンバージョンされて「目黒区役所」の施設として使われている。見所満載の建物だが、解説と案内つきでタップリ2時間30分かけて…

独断と偏見の地図作り

今日の一枚は「梅の実」。新聞に「小梅買います」と書いた広告がはさんであった。そういえばと、我が家の庭に生えている梅の様子を見ると、こんな風に小さな実をつけていた。 ここ数年カイガラムシやら蟻やらに寄生されて息も絶え絶えだったが、今年は調子が…

目黒川

今日の一枚は目黒川。駅前の立ち食いそば屋で、競馬の予想で盛り上がる店長に道を尋ねた。「目黒川?で、何処に行くの」? 「美術館」と答えると馬の相方が「橋を渡って右に曲がってしばらく歩いたら左手に見える」と教えてくれた。この人は店から離れられな…

ある解体

今日の一枚は「線路」。駒込から巣鴨に向かう山手線沿いの風景。 「線路内に人が入った」ということで行きも帰りも電車が遅れた。後ろの方の席では車掌が「2時間以上の遅れでないと無理なんです。申し訳ございませんと」と特急料金の払い戻しの要求に応対し…

手板

連休明け初日はハードな一日だった。宮光園では甲州市長の視察があった。中学生のころ何度か行った記憶が有るが、市長の昔住んでいた家も同じような間取りの大きな民家だった。「我が家も残っていれば、築120年くらいだったんだなあ」と話しながら、屋敷内を…

宿敵ビンカマジョール

今日の一枚は「銀杏の薪」。年末に選定して軒先に立てかけたままだった銀杏の枝を薪の長さに切った。こうやって積み重ねて乾燥させるが、我が家には薪ストーブが無い。庭先で焚き火に使うが、銀杏はあっという間に燃えてしまう。 さて、連休最後の日だが、相…

青い映画館

今日の一枚は「塩山シネマ」。3月26日に潜り込んだ秘密結社の会議で話題に上った「日本一小さな映画館」なのだ。それだけじゃない。昭和34年の建築。いまだ現役バリバリの映画館なのだ。独断と偏見のマップにはここは外せないと勝手に決めて撮りに出かけた…

人魚姫は泳ぐことができるのか

今日は昨日の続き。 右の写真は「人魚姫」。我が家から駅に向かう途中にある、元石屋だったと思われる廃屋の玄関脇に立っていた。何度も前を通っているけど気がついたのは今日が初めてだ。何時からここにいたんだろう。それはともかく石の比重は水より重い。…

地図を作る

今日の一枚はH家の裏手「鈴宮神社にあるお不動さん」。 これは草に埋もれた一角にある。 面白いと思った無名な場所を独断と偏見で選んで載せる地図を思いついた。とりわけ観光案内から抜け落ちたところが望ましい。 しかもその地図を持っていっても首尾よく…