作りものの世界

west2692010-05-21

今日は昨日の続き。右の写真は「夏の雪原・・・・?」。
以前、カマキリが高い所に卵を産む冬は大雪が降るという説を紹介したが、冬ばかりではない、初夏でもこの通り。佐久平からの帰り道、野辺山高原には白いビニール製の雪が一面に積もっていた。塩山に3時には戻らなきゃならない。時間はないが、これは見過ごせない。
そんな訳で、写真を撮るために自動車を減速させると、後ろを走っていたオートバイが「何だ早く行け」とばかりにクラクションを鳴らす。だが、追い越してゆかない。暫く一緒に走って、駐車スペースを見つけると後ろをついてきた。
カメラを持って外に出て、写真を数枚とって彼の様子を見ると、彼も携帯電話のカメラで撮影して何処へやら送信していた。現代版の絵葉書みたいなものだろうか。
さて、フェリーニの映画「カサノバ」の冒頭はベネチアのカーニバルのシーンから始まる。そこへ教会の審問官がカサノバを捕らえに夜の海の上を船でやってくる。この時使われた海は本物ではない。黒い布を揺さぶって波のように見せかけていた。「映画は作りものの世界だから」というのがその理由だったそうだ。
じゃあ、これなんかどうだろう。

野辺山の高原野菜畑の傍らにはこんな風景が広がっている。
既にお解かりかとは思うけれど、正体を明かすのは明日にします。今日はここまで。