2008-01-01から1年間の記事一覧

大晦日

今日は大晦日。庭木の枝払いをした。今日の一枚は銀杏の枝についていた虫の卵。何の虫なのかは知らない。ここで春を待つつもりだったのだろう。成虫になると、退治するのも大変だ。今のうちに焚き火にくべてしまおうかと考えた。しかし、正体は知れぬが、悪…

枕木とレール

今日の一枚は枕木とレール。鉄道工事ではなく、民家の再生工事です。曳屋・揚屋などという作業。この上を電車は走らず民家が載る。 スタッフが冬休みに入ったので事務所は休み。でも昨日は打ち合わせがあったので出社した。最後に年越し工事中の現場を見に行…

家路

青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見下ろし、この人生が何処へ俺を導くのか尋ねてみる(家路・浜田省吾)。 事務所のお向かいさんはNTTと東京電力だ。東京電力にもNTTにも高い鉄塔があるからだろう、夕方ねぐらに向かうカラス達が数10羽ここで一息入れていた。こち…

杣口の家 宿泊体験

今日の一枚は杣口の家に飾ってあったお雛様。奥様の母上の作。 昨夜は杣口の家で忘年会だった。 「杣口の家」は床下に設置した温風器と板の間にある炬燵だけで40数坪の暖房をまかなう。 床下の温風器は室内の空気ではなく、床下のコンクリートを温めることを…

仕事納め

相棒が風邪をひいてダウンしている。 昨夜は埼玉での打ち合わせの後、大学時代の友人達と新宿で食事。久しぶりの午前様で帰宅したら、既にのびていた。ブログの文章を本のチョッピリ書いたという。確認すると、確かにその通り短かった。タイトルは「こーるど…

竹のドーム

昨日は埼玉で住宅の打ち合わせ。新築住宅だが古材を使って建てる。当初の意匠はかなり民家風だったが、ガラスや金属を使うなど、だんだん内容が変わってくる。素材や仕上げの使い方を確認するために、現在工事中の小田原の家(まったく民家風ではない)を見…

金生遺跡

今日の一枚は野仏。パッシブソーラーハウス 「大泉の家」の近くの道端で見つけた。「不景気である」と、ここのところ毎日のように新聞に書いてある。 100年に一度の事態だと 某大手2社の自動車会社の社長さんも深刻な顔で相次いで紙面に登場していたが、記憶…

縄文住居の遺伝子

今日は「縄文の遺伝子展」最終日。天気にも恵まれ大勢の方が見学に来た。イベントのおかげで久しぶりに大勢の人に会えてとても良かった。 今日になって判ったことだが、コラボレーションに参加してくれた方はそれぞれ「縄文」というキーワードに魅力を感じて…

マイマイオンバ

右の写真は以前「一級河川 411号」でお伝えしたことのある。命拾いの亀さんトリオ。今回はこんな感じでお客様のお出迎え役を勤めています。「縄文の遺伝子展」も4日目を終えた。2,3日前の天気予報では「本日雨」の予報だったが、何とか降らずに済んだ。そ…

郵便受け

「縄文の遺伝子展」 3日目今日の一枚は「 イグアノス」。さすがに3日目ともなると持ち場で立ち続けているのに飽きたらしい。彼等もダレて来たんだろう。終了時間が近づくにつれ、こんな風に立ち話を始めた。今日は四方津というところに民家相談に行った。…

ダイレクトゲイン

「縄文の遺伝子展」 2日目 今日の一枚は展示会場入り口の様子。正面から撮影しているのにも関わらずカメラマンはガラスに映っていません。さて、どうしたのでしょう?今日も小田原の現場に出かけて留守をしてしまった。土曜日なので、案内状を出した方が何…

「次郎ちゃん」

昨日に引き続き今日も民家の実測に出かけた。17日に雨が降ったため日程が1日ずれている。予定では今日から始まる「縄文の遺伝子展」のために事務所に1日居るつもりだった。そんな訳で本日訪ねてくれた方には会うことが出来なかった。残念。今日は風が無…

お師匠さん

今日の一枚は「縄文の遺伝子展」設営の様子です。ご来場お待ちしています。さて、今日は韮崎で民家の調査。このお宅には主屋の他に蔵が6棟、納屋と内塀、それに中門がある。それらの大きさや建物同士の位置関係を図面化するために平板とレベルの測量を行うこ…

縄文の遺伝子展

今日は小田原の現場。雨の中でも着々と工事が進んでいる。1階のテラコッタタイルを貼り終わり、これから階段の造作に入る。2階には大工が3人。親方が床を張り、残りの2人は本棚の下地になる壁を造っていた。クリスマスソングが流れていたが、大工の向こう…

あんぽ柿

今日は南アルプス市の再生民家の現場。不要部分の解体がほぼ終了したので、土台や柱・梁の様子を確認に行った。 建築主のKさん達は農作業の大詰めで大変忙しい様子だった。 そんな訳で、今日の一枚は裏庭で造っていたあんぽ柿。 峡棟地域で見かける先の尖っ…

一級河川 411号線

今日の一枚は昔の事務所の前を流れる川の風景。 昨日の続きです。新潟の写真を見ていて思い出した。そういえば10年ほど前に借りていた事務所の出入り口もこんな風に川に面していた。当時、川べりに枕木を井桁に積んでプランターを作りライラックを植えていた…

法律は不思議な世界

法律と言うのは不思議な世界で、日常の言葉と言うか感覚が通用しないことがある。例えば樽を横に転がして中に住むとする。実際には家でも、地面に固定していないので法律的には建築ではない。 さて、建築基準法によれば、建物を建てる場合、建物の敷地は道路…

耐久性と耐震性

今日の写真は大阪府池上遺跡の建物。弥生時代の建築を復元したもの。 何に使われていたのかは知らないが、こんなに大きな建物があったらしい。 太古の建築はこんな風に掘っ立て柱で建っていたという。掘っ立て小屋というのは貧しい建物を言い表しているよう…

御神楽

建築の世界には「オカグラ」と言う言葉がある。簡単に言えば平屋の上に2階を増築することをさす。我が家も当初の建築に東西南北継ぎ足して、とうとう場所がなくなり、4.5帖半の上に寝室を増築している。手掛けたのは向かいに住む大工さんだが、屋根を剥いて…

吊階段

今日の一枚は久しぶりに階段。これは 「下柚木の家」の吊階段。雑誌などで見かける階段の多くは美しくデザインされていて、手摺も薄いフラットバーと呼ばれる鉄骨などで目立たないように処理されている。手摺の断面は小さい方が握りやすいが、小さすぎて自重…

睡魔再び

退散したはずの睡魔が再びやってきた。夕食後パソコンに向かいウトウトすること暫し。 気がつくと、こんな文章を打っていた「表げっは申す濃さtになってかrだろう…d何悦性能や」 いったい何を書こうとしたのか? 仕方が無いのでお風呂にはいって目を覚まして…

睡魔退散

今日の一枚は赤壁の家で見かけた「ソーラーキャット」。 猫は暖かい所を知っている。この家がパッシブソーラーハウスなのを知って早速やってきたんだな。しかし、君は熱容量が大きそうなので、ウッドデッキより室内にいたほうが役に立ちそうだ。さて今日は小…

寄り道な日々覚書

先日「廃墟になっても美しい建築」を書いた。その文に添付した廃屋の写真を撮った直後にデジカメの電池が切れた。 本日の撮影はこれまでとカメラをしまって走り出し、暫く行くとこんな風景を見かけた。 曳き屋の工事(今日の一枚)。 現在解体中の南アルプス市…

倉と蔵

今日は新聞を取りに一度外へ出た後は1日中家の中にいた。 午前中に読んだ雑誌(建築とまちづくりNo369)にはこんなことが書いてあった。「倉」と「蔵」は違う。倉は木で出来ている。蔵は土で出来ている。 「民家の知恵と構法を現代に生かす 板倉構法の開発…

雑誌の山

咳が止まらないので、昨日は「ドキドキ」する薬を飲んで夕食後早々にダウン。今日の夕方は東京に行って「民家の学校」卒業式にも列席しなければならなかったけど、これもキャンセルした(すみません)。年末恒例の庭木の枝打ちも、枯葉の掃除もお休みした。…

五箇山のマンモス

12月になって早速風邪をひいてしまった。 咳が止まらないので、近所の医者に行った。我が家の一軒おいた隣だ。歩いて1分はかからない。薬屋より近いし、診察もついている。「この人、普通の咳止め効かないから」と、先生はいつもと違う、目新しい薬を出して…

廃墟になっても美しい建築

今日の一枚は廃屋なのだ。 河口湖畔の木立の中に潜んでいた。以前は目の前に湖水を望む別荘だったのだろう。 今では周りの木が育ちすぎて見通しも悪く、日が当たらない。しかも、自動車は目の前を一日中ぶんぶん通る。そんな訳でイヤになってしまったに違い…

長寿命建築の手法

南アルプス市で「古民家」の新しい仕事が始まった。今日の一枚はその解体の風景。今回は解体後に揚屋を行う。「あげや」といっても熱い油に入れたり、おだてたりするのではない。床を剥がして、柱同士を鉄骨で結び合わせ、ギリギリと建物を持ち上げる。持ち…

正調甲州民家

今日の一枚は「上条集落」。甲州市塩山にある甲州民家の多く残された集落。福蔵院というお寺の裏山から見下ろした所。電話というやつは鳴るのも用件も、いつだって突然だが、今日もそうだった。電話の主は民家や文化財に詳しいI氏で「上条集落で改装中の福蔵…

富士御室浅間神社の狛犬

今日は河口湖の湖畔にある富士御室浅間神社に行った。 10月8日「屋根を守る大引き」のタイトルで書いた日記では祭る神様によって千木の切り方が異なると書いたが、ここの祭神はコノハノサクヤ姫、女神さんだ。里宮社殿の千木は水平に切ってあった(今日の一…