大晦日

west2692008-12-31

今日は大晦日。庭木の枝払いをした。今日の一枚は銀杏の枝についていた虫の卵。何の虫なのかは知らない。ここで春を待つつもりだったのだろう。成虫になると、退治するのも大変だ。今のうちに焚き火にくべてしまおうかと考えた。しかし、正体は知れぬが、悪い奴とは限らない。疑わしきは罰せずともいう。
親虫はここなら安全だと思ったのだろう。横着な住人が今年に限って銀杏の選定をするとは夢にも思わなかっただろう。彼女の身になってみれば不条理な話ではある。
ちなみに建築の世界では白蟻は嫌われ者だが、視点を変えれば樹木を分解して、自然に還す役割を担っている。人間の立場から害虫であっても、地球にとっては有益な生物と言える。やはり、一方的な決め付けは良くない。
思いなおして、一緒に正月を迎えようじゃないかと、雨の掛からない軒先に立て掛けて置いた。一体どんな奴が顔を出すのかな。蟷螂か?

下の写真は我が家で最古参の梅の木。40年前に越して来た際に持ってきた庭木で唯一の生き残りだ。ここ数年は随分虫に被害を受けている。今年は幹にビッシリと虫の卵が付いていた。来年は実をつけられるだろうか。既に小さな花芽を出して春の準備をしていた。