屋根のある橋

川沿いに歩いて、街並みが途切れた辺りでこんなものを見つけた。屋根のある木橋。鞘橋と呼ぶのだそうだ。 とりあえず写真を撮ってから眺めると、川幅が広いのに中間部分に柱がない。気になったので川岸に降りて、橋の下をのぞき込むとこんな風に丸太をつなぎ…

枕木

今日の一枚は枕木。 我が家の駐車スペースが長いこと無舗装で土を露出したままだった。それがいけないとは思わないけれど、自動車の重みと出入りの際のタイヤの轍で窪みが出来て、雨の日の乗車降車は水たまりに足を突っ込むことになる。コンクリートで覆うの…

高灯籠

朝の散歩を続ける。犬連れの人から教えてもらった撮影ポイントからは灯篭が見えた。 近くによって見ると表札に日本で一番高い「高灯籠」とある。ここでまた先ほど犬連れの人に行き会って「これは陸の灯台なのだ」との説明を受ける。昔の人達は暗がりにポツン…

水面

朝早く目が覚めたので旅館を出て川沿いに歩いた。家並みが途切れた辺りに神社があって、境内でこんなものを見かけた。草壁の家。 そういえば昨日は神輿をあちこちで見かけたし、夜も旅館の駐車場のあたりでもドンドン太鼓の音が聞こえていた。 その関係施設…

寄り道

上棟式の現場にゆく途中に大きな公園がある。 普段は駅から現地まで直行だけど、今日は少し時間があるので、公園の真ん中にある池のほとりに建っているヒヤシンスハウスを見てゆくことにした。今日の一枚。 前回、前々回と休館日に遭遇してしまったが、今度…

達成感について

バラが庭の銀杏の木の根元に生えてきた。狭い庭のさらに狭苦しいところだ。運の悪い奴だ。そのままでは大きくなれない。昨年の夏、もう少し広くて、日当たりのよいところに移植した。一時は葉がほとんど落ちて、枯れるのではないかと心配したが、持ち直して…

海馬を鍛える

今日の一枚はアヤメ。だと思う。 花菖蒲とかカキツバタとか似たような花があるけれど、実は区別がつかない。 昨年もウィキペディアで調べて、「そうか」と納得したのだけれど、その理由がなんだったか忘れてしまった。 あらためて調べると、アヤメは乾いたと…

生存競争

今日の一枚はカボチャの芽。ニュージランド生まれのカボチャを買って、残った種を庭に蒔いておいたら、芽が出た。これは通算三つ目なので第三号。第一号と二号はナメクジとダンゴムシの朝飯になるのを目撃してしまった。彼らも雑草より野菜の方を好むという…

侵入者の正体

久しぶりにブログを見ると何やら広告がついている。 「勝手なことを!」と調べてみると、を更新せずに長いことほっておくと、自動的に侵入するのだそうな。最後に書いたのは1月9日。3か月も経っているのだ。なるほど人生はあっという間だ。 今日の一枚は「菜…

冬籠り

遠くの山が白く煙っている。今日の目的地はあの山の麓あたり。もしかして雪が降っているんじゃなかろうかと話しながら車を走らせていたら、白いものが舞ってきた。ひと月前に一度行ったばかりだけど、田舎の一本道だから迷うはずが無いと地図も持たずに出か…

冷温停止

今日の一枚は玄関先の睡蓮鉢。水面に落ちた葉っぱが濡れていない。それに、やけに水面から盛り上がっている。見ると水面が凍っているじゃないか。庭先で氷が張るのを見るのは久しぶりだ。「地球温暖化」とかいうけれど、やはり冬は寒い。元気だった睡蓮も氷…

最後の師走

中央道を須玉で降りて清里方面に向かうと雪が舞い始めた。2日前にスタッドレスタイヤに履き替えたばかり。自動車の準備は出来ていても人間がまだ出来ていない。それにこの道では過去に2回滑って自動車を壊している。「雪道はまだ走りたくないな」などと助手…

師走な日々の始まり

今日の一枚は茅葺屋根に被せたトタン。ちょっと見難いけれど、屋根工事を行った年代が書いてある。1978年。もう少し左に寄って撮りたかったけど、崖地なので諦めた。次はもう少し身軽な服装で挑戦しよう。 原稿をやっと書き終えてメールで送った。やれやれ、…

地図の効用

写真は長野県青木湖の近く、美麻という所で見かけた土蔵の窓。 今日は長野に出張。豊科ICを降りて、白馬方面に向かう。昨夜地図で調べたところ、大町の付近で147号線から31号線に入るはず。確かあの辺りは一本道で判り易かった。そう思って出かけたところ…

行く川の水は同じ

写真は土蔵の鉢巻の部分。訳あって土蔵の鉢巻について調べた。関連の本も調べたけれど、教科書通りの仕事は案外少ない。さて、今日は水車の話。近くを流れる水路を使って発電する計画がある。「行く川の流れは絶えずして」と言う位だから、水は無尽蔵だ。水…

探し物の日々

今日の一枚は向かいのビル。日没がすっかり早くなってしまった。忙しいのか、要領が悪いのか、一日がとても短い。 事務所に着いて荷物を広げる。ノートが二冊見当たらない。朝、部屋を出る時持ったはず。うーん。昼休みに家に帰ると下駄箱の上に置いてあった…

ご無沙汰かも知れない

今日も16日の続き。この錆びたオカマは2年前、主屋と土蔵を解体した際に運び出して、ここに置いたきりにしてある。初めから錆びていたのか、2年前より錆が進行したのか思い出せないが、なかなかいい錆び具合なので久しぶりに登場。さて、今回は建物の調査ば…

葺き土の厚さ

今日も昨日に引き続き現地調査。写真は蔵の鉢巻と呼ぶ部分。3年前に実測した際には、瓦の下にまだ壁が残っていた。木造建築は屋根が抜けると傷みが急速に進む。軒裏が剥がれ、鉢巻も剥落してしまった。軒先瓦もずり落ちて、ご覧の通り。雨除けのシートも被せ…

抜き差しならぬ

今日の一枚はご存じ「二宮金次郎」。修理のために実測に出かけた屋敷の庭にあった。崩れかかった土蔵の前の藪の中でも、ひたむきに勉学に励んでいる。 先週末に突然、原稿依頼を受けた。締め切りは月曜日。書き直しをしている原稿だって仕上がらないのに、引…

冬のトマト

今日の一枚はトマト。夏野菜のイメージがあるけれど、5月に我が家の庭に植えたトマトは寒くなった今でも少しずつ実をつける。なんでも生まれ故郷は標高2500メートルのアンデスの高地だというから、そこに比べればずっと穏やかな気候なのだろう。まだまだいけ…

浦木戸の家

こちらの写真は浦木戸の家。上野原から旧甲州街道を大月方面に向かって走ると、緩勾配で軒を大きく張り出した切り妻屋根の民家を見かける。四方津駅周辺のちょっと高台になった所にも、とても良い佇まいの家が一軒あった。再生相談の電話で場所を聞いて、思…

迷惑な乗客

右の写真は赤い実。「あれはなんだろう」と訊ねると「カラスウリ」と返事が返ってきた。烏売り、じゃなくて烏瓜なのだ。いずれにしても食用には不向きなんだそうだ。 今日は埼玉へ出張。最近は家でじっくり音楽を聴く時間もずいぶん少なくなった。電車の移動…

白黒のバラ

今日の一枚は白いバラ。終わったつもりの原稿だったが、加筆修正というものが残っていた。そんな訳で昨日は一日自宅に籠って原稿書き。すっかり調子が狂ってしまった。 昼休み食堂の窓から外を見ていると庭のバラが咲いていた。カメラを持って外に出たが曇っ…

石垣の里

今日の一枚は中芦川という所。この辺りには兜つくりの茅葺民家がおよそ60棟近く残っている。しかし、その中の多くには人が住んでいない。やっとの思いで仕上げた原稿の加筆やら修正をすることになったが、時間が無い。困った。 時間が無いと言いながら、昨日…

コ―ヒーもう一杯ね

今日の一枚はハナミズキ。 新宿行きの電車に乗る為に塩山駅に行く途中、見上げた木の葉が紅葉していた。遠くの山ばかり色づいていると思っていたけど、身近な木々もいつの間にか色変わりしていた。11月の声を聴くと一気に秋が深まる。えらいこっちゃなのだ。…

秋は暑いか

まだ10月だというのに急に冷え込んできた。昨夜はセーターを着込んで、ひざ掛を出して机に向かった。「今年の秋は暑い」という噂だったが、一体どうなっているんだろう。 御坂峠を越えて、河口湖の現場に向かう途中の山々の高い所にある木々が急速に色づいて…

空き家

今日の一枚は栗の空き家。八王子のYさんから頂いた栗には芋虫というか栗虫が住んでいる。昨年は皮をむいている内に何匹も犠牲になった。一匹や二匹なら「事故」で済むが、その数も二桁台になると、虫とはいえ若干心が痛む。食べるだけ食べたら後は外に出て…

廃屋探し

今日の一枚は季節外れの「梅の花」。何故かアンパンマンを連想してしまった。帰り道に気まぐれを起こして、脇道に入ったらこんなものに遭遇した。というより気が付いたというべきか。きっとずっと前から存在していたんだけど、こちらの方が周りに目を向ける…

千手欅

千手観音のような枝を伸ばしている木は欅の木。今日の一枚。増穂町のあるお寺の境内に立っている。樹齢は何年なのか良く判らない。 欅の大木は貴重だし、欅の木目は美しい。だから、不謹慎にも「売ってくれ」と話を持ちかけてくる人もいるのだそうだ。 この…

便利は多忙を生む

写真は切り株。拍手喝采している訳ではない。 今日はハードスケジュール。昨日やっと書いた懸案の原稿を推敲して、添付する図面やイラストや写真と一緒に宅ファイル便で送った。以前はCD−RやDVDに記録して郵送していたが、宅ファイルのおかげでぎりぎ…