師走な日々の始まり

west2692011-12-03

今日の一枚は茅葺屋根に被せたトタン。ちょっと見難いけれど、屋根工事を行った年代が書いてある。1978年。もう少し左に寄って撮りたかったけど、崖地なので諦めた。次はもう少し身軽な服装で挑戦しよう。
原稿をやっと書き終えてメールで送った。やれやれ、いよいよ本業に精を出さなければならないぞ。今年も残り少ない。所謂**に火が付いたという状態だ。気を入れて、残業時間を延ばして、納品期限を過ぎた図面をせっせと描いていたら、原稿の修正やら、新しい原稿の依頼が来てしまった・・・・。
とりあえず新しい原稿は半年先まで待ってもらって時間を稼いだ。残りはやっと終わった原稿の修正なのだ。うーむ。スケジュール帳をめくって本年残りの日数を数える日々になってしまった。あと一カ月欲しいなあ。
そんな訳でこちらは戸前。

土蔵の入り口の防火用扉。再生工事中の大月の民家にあったもの。
正確なことは解らないけれど、木と土と漆喰を使って、重くて精密な扉にする為には膨大な時間が必要だっただろう。現代人は平均寿命が延びたというけれど、この時間で何が残せるのだろう。なんだか、人生の短い昔の人の方が時間を掛けた仕事を残せているような気がするのだった。