石垣の里

west2692011-11-04

今日の一枚は中芦川という所。この辺りには兜つくりの茅葺民家がおよそ60棟近く残っている。しかし、その中の多くには人が住んでいない。

やっとの思いで仕上げた原稿の加筆やら修正をすることになったが、時間が無い。困った。
時間が無いと言いながら、昨日は庭仕事。夏の間に挿し木をしておいたバラとマサキとキンシバイを裏庭に植えた。いずれは生垣になって、隣家の通用口との視線を緩和するはずなのだ。気の長い話ではある。
ついでに夏の間に伸びすぎたミントや枯れた花を片付けた。龍の髭と混じって、狭い所にみっしりとニラも生えている。ニラは食べられるが、龍の髭はたぶん無理だろう。どうして龍の髭がニラに変身したのか判らないが、間違って炒めてしまっては大変なのだ。庭の一隅にニラ畑を作ったところで、日が暮れてしまった。

そんな訳でこちらは芦川の鴬宿という所の民家。

芦川村は山間の川沿いの道に沿って家が並んでいる。石垣を積んで土止めにして、僅かな平地を造ってそこに家を建てる。小さな人力で扱える程度の石を積んで出来た石垣が美しいと思う。しかし、最近は間知石の擁壁が増えて、かつての石垣が連なる風景もずいぶん少なくなってきた。