白黒のバラ

west2692011-11-07

今日の一枚は白いバラ。終わったつもりの原稿だったが、加筆修正というものが残っていた。そんな訳で昨日は一日自宅に籠って原稿書き。すっかり調子が狂ってしまった。
昼休み食堂の窓から外を見ていると庭のバラが咲いていた。カメラを持って外に出たが曇っているので白が映えない。どうせ色合いが乏しいのならと、白黒画面で撮影してみたけど、どことなく変だ。どうやら昔のフィルムのようには行かないようだ。
こちらは大月の家の土蔵の入り口。件の原稿は蔵について書かなければならないのだ。漠然と「土蔵の扉」はこんな感じと認識していたが、造り方には共通した約束事がある。山梨市のF左官から貰った年季の入った左官資料の図柄とほとんど同じだ。

丁度良いので1カット撮っておいた。

たったこれだけの場所にも固有の名前が付いているが、我々が日常業務で接する言葉とはほとんど縁が無い。
ちなみに真ん中の蝶番は何故か肘壺と呼ばれる。ギザギザの付いた扉の方は「戸前」、建具の取り付く枠のギザギザを「カケゴ」という。足元に見える一段高くなっている黒い石は「煙返し」。