便利は多忙を生む

west2692011-10-24

写真は切り株。拍手喝采している訳ではない。
今日はハードスケジュール。昨日やっと書いた懸案の原稿を推敲して、添付する図面やイラストや写真と一緒に宅ファイル便で送った。以前はCD−RやDVDに記録して郵送していたが、宅ファイルのおかげでぎりぎりまで仕事が出来る。便利になった訳だ。
言い訳になるけれど今まで締め切りに遅れたことは無い。しかし、今回は大幅に遅れた。それにしては催促の無いのが不思議だ。そろそろ年貢の納め時と覚悟を決めて昨日は家に籠って、仕上げたのだ。おかげで今日は目が回るような気がする。
メールの送信ボタンを押すと同時に電話が鳴った。パソコンの画面では「送信中」のアニメーションがまだ動いている。編集のK氏の声が聞こえる。「原稿が揃った所で打ち合わせをしましょう」。うーむ、どうやらこちらの行動は見抜かれていたらしい。

午後は増穂町の現場。帰り道に河口湖まで足を延ばしてもう一つの現場も見なければならない。甲府盆地と河口湖の間の山塊をぶち抜くトンネルが出来たので、簡単に行けるようになったのだ。用件を一つ済ませて戻れば良いものを、もう一つ済まそうと欲をかくようになった。便利になるとその分反対に忙しくなるものらしい。困ったことなのだ。

さて、増穂町の現場から河口湖に向かう途中、芦川という所でこんなものを見た。

破れかぶれ、でも破れ障子でもない。風化したブロック塀。コンクリートブロックがポロポロと崩れ落ちてモルタルの目地だけ残っていた。