路上観察(オブジェ編)

空き家

今日の一枚は栗の空き家。八王子のYさんから頂いた栗には芋虫というか栗虫が住んでいる。昨年は皮をむいている内に何匹も犠牲になった。一匹や二匹なら「事故」で済むが、その数も二桁台になると、虫とはいえ若干心が痛む。食べるだけ食べたら後は外に出て…

廃屋探し

今日の一枚は季節外れの「梅の花」。何故かアンパンマンを連想してしまった。帰り道に気まぐれを起こして、脇道に入ったらこんなものに遭遇した。というより気が付いたというべきか。きっとずっと前から存在していたんだけど、こちらの方が周りに目を向ける…

千手欅

千手観音のような枝を伸ばしている木は欅の木。今日の一枚。増穂町のあるお寺の境内に立っている。樹齢は何年なのか良く判らない。 欅の大木は貴重だし、欅の木目は美しい。だから、不謹慎にも「売ってくれ」と話を持ちかけてくる人もいるのだそうだ。 この…

便利は多忙を生む

写真は切り株。拍手喝采している訳ではない。 今日はハードスケジュール。昨日やっと書いた懸案の原稿を推敲して、添付する図面やイラストや写真と一緒に宅ファイル便で送った。以前はCD−RやDVDに記録して郵送していたが、宅ファイルのおかげでぎりぎ…

旧友

何が原因か判らないけれど、夏の間葉っぱを落して丸裸だったバラにチラホラと葉が出てきた。どうやら生きていたんだなと思った矢先、今朝はこんな花が咲いていた。 さて、今日は昨日の続き。昨日写真を乗せた古材を運んだ長野の運搬業者は、東京の空気が苦手…

名前はまだない

今日の一枚は郵便ポスト。松坂市内で見かけたもの。 今日は休日。例によって恒例である庭の草取りをしてから事務所に出かけ相棒の作品を撮影した。 簡単に終わらせるつもりが2時間ほどかかる。難物だった。 家に戻ってパソコンに向かい、修正中の実施図面を…

目に見えない、匂いもしない。

今日は山梨県立考古学博物館で行われている縄文土器の特別展を見に行った。 展示品は福島・栃木・長野・新潟・山梨を中心とする中部高地から関東・東北地方へかけての出土品が中心だった。縄文時代は13,000年から2300年前といわれているが、そんな昔のものが…

土臭い奴

今日は昨日の続き。写真は東京フォーラムで行われたUIA東京大会の会場。 一通り展示を見た後は国際会議場の客席に座って、講演やらシンポジウムを聞く訳だけど、世界各国からの出席者は皆さん英語で話す。日本語だって建築の議論は難解なものが多いが、ここ…

機械と生身

右の写真は稲穂。 昨夜は2時過ぎまで仕事をしてしまったので、今日は少し寝過ごした。 朝食を済ませて2階の窓から見下ろすと家の前の田んぼで稲刈りしていた。なかなかいい天気だ。庭の草を取ってしまいたいところだが、午後から打ち合わせが控えている。図…

笑うキャタピラ

自動車を停めるために路肩によると、ガタガタと振動が伝わる。砂利敷きにしては凹凸が激しい。降りて足元を見ると、こんなものが敷いてあった。と、言ってもこれじゃ何だかわからない。道の端っこで側溝の上をふさいでいるがグレーチングではない。 外灯も少…

空中スイカ

今日は昨日の続き。空中カボチャの隣には空中スイカが並んでいた。そして、こちらには日付を記した札が付いている。実が付いてから(だったかな)55日(だったかな)が食べ頃なのだそうだ。世の中には実に様々な栽培方法があるものなのだ。昨日は浦木戸の家…

樹海

今日の一枚は赤冨士。 16日の続き。御坂峠から降りて富士五湖のある郡内地域を一日走った。ヤマアジサイの群生を発見して喜ぶY氏は、冨士山と湖の両方を眺めることが出来る場所を探しているのだ。 求めるイメージは理解できても、そうした条件を満たす場所は…

水辺の風景

今日の一枚は長野県出張の帰り道、の19号線沿いで見かけた風景。 無粋なコンクリートの護岸の無い水辺は山梨ではあまり見かけない景色で、初夏の緑も良いけれど、紅葉の季節もまた美しい。この場所の眺めはかつて19号線を走る楽しみの一つでもあった。 しか…

緑の毛布

今日の一枚は河口湖で見かけた廃墟。「緑のカーテン」が出来ている。というより、むしろ「緑の毛布」というべきか。冷房費削減どころか逆効果かも知れない。 さて、果樹園の隅っこや高速道路の土手に賑々しく咲いている黄色い花は何だろうと以前から思ってい…

エイプリルフールの記事

「日本の英知で安全な原子炉が造れる」みたいなことを、どこかの誰かが言ったと今朝の新聞に出ていた。今日が4月1日だからなのかな。さて、今日の一枚はアンモナイト。「くーらーばーら」では建築主が自分たちで珪藻土を壁に塗った。その際に記念に埋め込ん…

正体見たり

今日の1枚。高根町清里の大門ダムの近く。ここは標高が丁度1000メートル地点という意味だろう。金属製の雲みたいなものは八ヶ岳をかたどっているものだと思う。 八ヶ岳といえば山麓西側の標高1050〜1070メートルの辺りには縄文時代の遺跡がある。現在の…

土俵際の青年

右の写真はもみじ模様のガラス。修理前は薄汚れて淋しげだった。印象に残らなかったけれど、磨いたらこんな模様だった。 今日は東京へ出張。忙じゃない、某団体の幹事会と委員会をハシゴして新宿発9時の電車に乗る。塩山に戻る時はいつも向かって左側の窓際…

お手上げな日

今日の一枚はお手上げ状態の鉄骨。こんな気分の日もある。 昨夜ブログを書き終えた後、鞄を開けて手帳を探した。なかなか見つからない。あれれ・・・。 寝室に行って着ていたジャケットとコートのポケットを探すが、無い。パソコンの鞄も食堂のテーブルも座…

ただいま帰宅中

実は昨日から出張中なのだった。今日は「早めに帰る予定」と予告したが、予定はあくまで予定、予告が予告どおりだったことも稀・・・かもしれない。 そんなわけで現在高速道路を失踪・・・じゃなかった、疾走中です(もちろん、法定速度厳守で、です)。尚、…

電車待ちの風景

今日の一枚は武蔵野線と埼京線の乗り換えの駅。武蔵浦和から見た風景。 山梨の交通事情は駅の間隔は長いし、バスの本数は少ない。従って県内の移動手段はもっぱら自動車になる。東京方面なら、発達している鉄道網を利用すると本も読めるし、ノートの書き込み…

ミニ富士山

古くからある道では思いがけない発見があるのだ。今日の一枚は「元郵便局」。河口湖から西湖に向かう幹線道路から、一本山側に入った道路を走っていて見かけた。古い街並みの面影を残す集落の中で茅葺民家に混じって建っている。 現在郵便の業務は20メートル…

果樹園のカノン

今日は昨日の続き。写真は葡萄棚なのだ。ここは山梨だからどこに行っても同じような風景だが、今回の敷地の周辺も桃畑やブドウ畑に囲まれている。そして、所々に遊休農地も混ざっていて、蔦が絡まったり薄(ススキ)が伸びて藪化している。 ぼんやりとそんな…

洋食は東洋生まれ

今日の一枚は高山にある蝋燭立のお店。 高山の近くの古川という町で和蝋燭を見つけた。一緒に歩いたN氏に「手に入れたのは良いけれど、どうやって灯したら良いんでしょうかね」と話しかけると、高山には蝋燭立を専門に売っている店があるという。 それならば…

騒がしい朝

今日は9日の続き。中洲の天神中央公園というところで早朝見かけたオブジェ。それとも何か建物の遺構なのか? 昨夜はお祭りだった。子供たちが路上で太鼓を叩いて、それを大人たちが取り囲んで聞いていた。女性だけの神輿も繰り出すとのことだったけど、つい…

天国と地獄

今日の一枚は煉瓦塀。勝沼の大日影トンネル と同じイギリス積み。親近感がわくなあ。 さて、この向こうにはかつて新潟刑務所があったという。今では煉瓦の塀だけが一部保存されていて、緑に恵まれた公園になっている。公園の中には美術館だってある。なかな…

雷のあいさつ

今日の1枚は「ノレン」。昌福寺の庫裏の入口に掛けてあった。家紋を組み合わせてデザインしたもので季節によって異なる色彩のものに架け替える。紫は夏の色なのか秋の色なのか、うっかり聞き損った。 遅い夕食を取り、ブログを書くためにパソコンの電源を入…

戸袋の復元

宮光園の北側の縁側にはかつて雨戸が存在した痕跡がある。戸袋を復元しなければならないが、復元のための根拠が無い。かつての戸袋の部品とか、写真が残っていれば良いのだが何も無い。こういうときは同時代の類似した建物を参考にして復元する。 そんな訳で…

白鳥のいる湖

きょうの一枚は白鳥。 山北の現場に行く途中で、山中湖の湖岸を通る。観光地の湖面には白鳥みたいな格好の「スワンボート」と称する物が浮いているのを見かけることが良くある。山中湖も例外ではない。でも、何故それが白鳥でなければならないのかは分からな…

桑の実

今日の一枚は「グミ」。正式名称は知らないが、我々の地方では桑の実を「グミ」と呼んでいた。家の周りには桑畑が沢山あって、小学校を卒業する頃まではあちこちで養蚕を行っていた。「グミ」は特に美味くもないし、不味くも無い。腹を壊したことも無いので…

仲間入り

今日の一枚は用水路。これは笛吹川から分水して集落内を流れている。場所は旧松里村の三日市場というところ。 かつてこの近くに住んでいた。その頃、水路の手前側に馬小屋があって、暗がりの中を見上げると天井近くに馬の顔が見えた。 市内の案内マップ作成…