樹海

west2692011-07-18

今日の一枚は赤冨士。
16日の続き。御坂峠から降りて富士五湖のある郡内地域を一日走った。ヤマアジサイの群生を発見して喜ぶY氏は、冨士山と湖の両方を眺めることが出来る場所を探しているのだ。
求めるイメージは理解できても、そうした条件を満たす場所は案外少ない。おまけに夏の富士山は雲隠れしている時間が長い。目星をつけた場所で雲の塊が去るのをじっと待ったけど、後にはただ青空ばかりが残されるなんてこともある。当然のことながら簡単には見つからないのだ。時間をかけて候補地を絞り込んで行くしかない。
夕方近く、自動車を停めて、候補地から森の中を湖畔に向かって歩いてみた。富士の麓にある樹海は方向感覚を失いやすいからと、子供の頃聞かされたことはすっかり忘れていた。もっともこの辺はすでに人工林になっているから迷う心配は無かっただろうけど・・・。
森を抜け、冨士は向こうに見えるはずと指差すとその辺りに雲は無い。目を凝らしても見つからない。変だなあと振り向くと背後に見えた。やはり樹海を甘く見てはいけない。
そんな訳で、こちらは湖畔の風景。

Y氏は溶岩石の間に点在するホタルブクロを見つけて考え込んでいた。こちらもヤマアジサイと同様に貴重な茶花なのだそうだ。