正体見たり

west2692011-03-06

今日の1枚。高根町清里大門ダムの近く。ここは標高が丁度1000メートル地点という意味だろう。金属製の雲みたいなものは八ヶ岳をかたどっているものだと思う。
八ヶ岳といえば山麓西側の標高1050〜1070メートルの辺りには縄文時代の遺跡がある。現在の気候から想像することはちょっと難しいが、当時は竪穴住居でも暮らせるくらい温暖な気候だったらしい。
清里駅の北側には縄文期に獣捕獲のために掘った穴が残っているという。そこの標高は約1300メートル。その内、この辺りでも縄文遺跡が見つかるかもしれない。
そんな訳でこちらは昨日の縄文集落の正体。

写真のように鉄パイプを上下逆さまのU字型に折り曲げて地面に差す。これをワイヤーで繋いで葡萄棚状にする。蔦を絡めて鞘豆を栽培していたらしい。冬枯れした蔦やら枯れた葉っぱやら鞘豆の重みでワイヤーが下がり、逆U字のパイプの所だけが残った。遠目には詳細なところまでくっきりと判別できない。麦わら帽子をいくつも並べて伏せたように見えた。正体見たり枯れ尾花ならぬ枯れ鞘豆なのだった。