緑の毛布

今日の一枚は河口湖で見かけた廃墟。「緑のカーテン」が出来ている。というより、むしろ「緑の毛布」というべきか。冷房費削減どころか逆効果かも知れない。
さて、果樹園の隅っこや高速道路の土手に賑々しく咲いている黄色い花は何だろうと以前から思っていた。なんとなくコスモスに似ているから黄色コスモスとか適当に呼んでいた。調べると、世の中にはキバナコスモスなるものが存在することが判明したが、よく見かける方は違う種類で大キンケイギクと呼ぶのだそうだ。
元気そうだし、綺麗なので事務所の中庭に植えたら良いかも知れないと考えていた。スタッフのEさんが調べたところ、何と特定外来種といって、栽培・譲渡・販売・輸出入などが禁止されている植物なのだそうだ。繁殖力が強すぎて他の植物を駆逐してしまうというのが理由とか。
ちなみに「禁止」されたものが自宅の庭に咲いていたら刈り取ってごみ処理に出す。人様の土地にはえていたら、「そいつは存在を許されない花なのだ」と説明しなければならないのだそうだ。知らなきゃよかったと思う。
そんな訳でこちらは高速道路のサービスエリアで見かけたもの。

こうして群生している風景もいつかは幻になるのだろうか。はかない風景にも思えてくるのだった。