土俵際の青年

west2692011-03-04

右の写真はもみじ模様のガラス。修理前は薄汚れて淋しげだった。印象に残らなかったけれど、磨いたらこんな模様だった。
今日は東京へ出張。忙じゃない、某団体の幹事会と委員会をハシゴして新宿発9時の電車に乗る。塩山に戻る時はいつも向かって左側の窓際の座席に陣取る。
発車を待っていると、隣の席にかなりきこしめした青年が座った。最初は何度も大きくため息を吐いていたが、そのうちに寝てしまった。イスからずり落ちそうだが、きわどい所で堪えている。『土俵際に強いタイプなのかも知れないなあ』、と思っているうちにこちらもぼんやりしてくる。
今は「甲斐大和」と呼ばれるかつては「初鹿野」という名前の駅を過ぎて「勝沼葡萄郷」という、これまた芸名を変えた駅に差し掛かると、どれだけ熟睡していても大抵目が覚める。車窓から見える盆地の夜景で大凡の位置も分かるのだ。降りる支度の時間も充分取れる。寝過ごすことはない。
かつて2度ほど寝過ごした時は向かって右側に座っていた。これだと見えるのは暗い山と、点在する民家の灯りばかり。目が覚めたのは2回とも我が家の前だった。寝過ごした時は終電に乗っていたので後が大変だった。
そんな訳で、きこしめした青年をまたいで今日も無事帰宅。明日は朝から長野の現場に出かける。今日はここまで。
こちらの赤い椅子は青山のキラー通りという所で見かけたもの。著者近影でもある。