洋食は東洋生まれ

今日の一枚は高山にある蝋燭立のお店。
高山の近くの古川という町で和蝋燭を見つけた。一緒に歩いたN氏に「手に入れたのは良いけれど、どうやって灯したら良いんでしょうかね」と話しかけると、高山には蝋燭立を専門に売っている店があるという。
それならばと夜間の最終バスで高山に戻り、テクテクと歩いて蝋燭立て屋の場所を確かめに行った。確かにある。古い街並みの残る界隈なので自動車を止めると道行く人に嫌われそうだ。そんな訳で、次の朝も歩いて出かけた。
観光客でにぎわう高山の街は、早朝からぞろぞろと人出が多い。団体客も見かける。過疎化の進む地方都市在住者から見ると奇跡的な風景だが、目的の店は開いていない。商売気が無いのか、まだ早いのか、一時何ほど周囲を散歩して戻って来たけれど、やはり開いていない。通りはすでに休日の賑わいなのだ。
帰りの時間になってしまった。今日はきっとお休みなのだろうと諦めることにした。
こちらはそんな時間つぶしの街歩きで見かけた看板。

「オリエンタルカレー」。高山の旧市街地の入り口付近にあった。これを知っている人は、結構長い事人間をやっている方ですね。
ところで、昔々カレーは洋食屋のメニューだったと記憶しているけれど、そもそもオリエンタルなものじゃないのか？