天国と地獄

今日の一枚は煉瓦塀。勝沼の大日影トンネル と同じイギリス積み。親近感がわくなあ。
さて、この向こうにはかつて新潟刑務所があったという。今では煉瓦の塀だけが一部保存されていて、緑に恵まれた公園になっている。公園の中には美術館だってある。なかなか気持ちの良い場所だ。
そして刑務所の道路の向かいには行形屋という料亭があって、同じようにこちらも高い黒塀で囲まれている。
同じように塀で囲まれた場所であっても料亭と刑務所では大きく異なる。なにしろ、一方は簡単に入れないが、片方は簡単には出られない。
下の写真はかつて刑務所だった公園と料亭を隔てる道。

「地獄極楽小路」と呼ばれているんだそうだ。どっちが極楽だったのかは聞き損ねた。
ちなみに料亭の名前は行形屋（いきなりや）と読む。お務めを終えて出所したら目の前にイキナリあるからだろうか。