果樹園のカノン

west2692010-12-21

今日は昨日の続き。写真は葡萄棚なのだ。ここは山梨だからどこに行っても同じような風景だが、今回の敷地の周辺も桃畑やブドウ畑に囲まれている。そして、所々に遊休農地も混ざっていて、蔦が絡まったり薄(ススキ)が伸びて藪化している。
ぼんやりとそんな果樹園の風景を眺めていると、近くの防災無線が鳴り出した。
「この季節(この季節)は暗くなる(暗くなる)のが早いので(のが早いので)、4時過ぎたら(4時過ぎたら)自動車のライト(車のライト)をつけて走るよう(けて走るよう)に」というようなことをカノン風に放送している。近くの山にあたって何度も反響するのだ。
あらかじめ意味が解らないと、何を言っているのか聞き取れないのだった。
そんな放送に混じって煙も漂っている。藪と煙の向こうからは農作業の夫婦を乗せた軽トラックがやってきて通り過ぎて行った。近寄ると火はなかなかいい調子で燃え続けている。

当分消えそうにないが、日は暮れかかっている。はたして彼らは戻ってくるのだろうか。
夕方の点灯より消火を呼びかけた方が良いんじゃないのかな。