金生遺跡

west2692008-12-25

今日の一枚は野仏。パッシブソーラーハウス 「大泉の家」の近くの道端で見つけた。

「不景気である」と、ここのところ毎日のように新聞に書いてある。
100年に一度の事態だと 某大手2社の自動車会社の社長さんも深刻な顔で相次いで紙面に登場していたが、記憶違いで無ければちょっと前に過去最高益をあげたんじゃなかったかな?不思議な話ではある。

我が家で購読している山日新聞の連載小説は親鸞というお坊さんの話だ。確か「善人なおもて往生を遂ぐ」という言葉を習ったような気がする。
小説によれば親鸞さんの時代も戦争・貧困・凶作・飢餓・疫病・政治の無策と腐敗などが人々を苦しめ、死に追いやる大変な時代だったようだ。自分達は「末法の世」を生きているのに違いないと当時の人も考えていただろう。


話し変わって、下の写真は金生遺跡。

「大泉の家」近くの水田地帯にある。低い入り口を這うように中に入ると、窓のない室内があった。土間と炉と柱しかない。屋根も壁も茅で出来ていて実に暗い。「地熱があるので竪穴住居は暖かい」といっても、果たしてどの程度の居住性だったのか。縄文時代は豊かな時代だったという説もあるが、建物を見る限りでは、厳しい生活を想像してしまう。

こんな縄文の時代も末法の時代もやり過ごし、滅亡もせず私達は今を生きている。