郵便受け

west2692008-12-22

「縄文の遺伝子展」 3日目

今日の一枚は「 イグアノス」。さすがに3日目ともなると持ち場で立ち続けているのに飽きたらしい。彼等もダレて来たんだろう。終了時間が近づくにつれ、こんな風に立ち話を始めた。

今日は四方津というところに民家相談に行った。上野原から甲州街道を走り四方津駅に近づくと、セガイ造りの民家が見えてくる。大きくせり出した軒のある母屋と蔵・納屋などの付属屋が石垣の上に建っている風情がなかなか良い。こうした民家が少しずつだけれども確実に減っている。この家も甲州街道を走る際のお楽しみ風景のひとつだ。何とか上手に残してもらいたいものだ。

帰り道に鳥沢にある蛮風亭に立ち寄った。ここも四方津と同じようなセガイ造りの民家を再生したもの。板の間には寝袋が広がり、日当たりが良く暖かい土間で食事の準備をしていた。今日は友人が大勢集まり、みんなでお好み焼きを焼くところだった。

下の写真は蛮風亭の郵便受け。

屋根や外壁などの廃材を使って建築主のOさんが製作した。昔からあるような顔をしているが、もとをただせば同じ家から出てきた素材だ。調和が取れるのは当然だ。手紙だけでなく、送り主の気持ちもしっかりと受け止める事が出来るようにデザイン・製作したとのこと。
そういえば事務所の郵便受けはポーチの床の上に置いただけだった。忙しさにかまけて、後回しになったままだ。ちょっと反省。郵便物も喜んで中に入りたくなるような郵便受けが欲しくなった。