寝起きのカエル

渋滞に巻き込まれるのを覚悟して今日は6時過ぎに家を出て那須塩原に向かった。しかし、日曜の朝のせいなのか首都高速道路は空いていて、所々「集中工事に協力ありがとうございました」と表示が出ている。「協力」した自覚はないので、なんとも言えない違和感を覚えるが、スイスイと順調に流れる道路はやはり気持ちが良い。いつも４〜5時間かかる道のりを3時間30分で着いた。
現場には立ち入り禁止のロープが張ってある。ちょっと早すぎたか。
仕方ないので、路肩に自動車を止めて周囲を散歩することにした。右の写真は田んぼの畦で見かけたシロツメクサの葉。いわゆる「四葉のクローバー」というもの。泥を固めただけの畦は壊れやすい。踏み外して、うっかり崩さないように足元を見ながら歩いていて偶然目に留まった。ちょっと壊れているけど、これだって「四葉」であることに違いはない。
畦道をねぐらにしているカエルたちも、足音を聞きつけては目を覚まし次々と水に飛び込んで行く。
そのまま泳ぎ去るもの。泥にもぐりこむもの。何故かUターンして戻ってくるものなど、お寝覚めの後でみせる反応は様々だ。

彼もしくは彼女は寝ぼけたまま飛び込んで、葉っぱに掴まったままぼんやりしていた。カメラを近づけても逃げない。低血圧症なのかもしれない。