平穏に至る道

west2692010-05-12

今日の一枚は考えにふける「かも」。
「電子認証システムの使い方について質問がある」と構造のM氏から電話があった。
何時もはこちらから訪ねることはあっても、その反対はない。耐震診断の判定会で、構造専門の先生方と禅問答みたいなやりとりをこなす人でも、苦手なものがある訳だ。
この手の電子システムはどういうつもりか目新しい言葉を使いたがる。「説明文」とか「マニュアル」が「チュートリアル」。「暗証番号」が「ピン番号」といった具合だ。「ユーザーID」なんてものもある。だが、肝心なそういった言葉の意味が何処にも書いてない。カードを封筒から出すと「先ずピン番号を再設定してください」とか書いてある。え?「ピン番号」というものがそもそも何なのか何処にも書いてないじゃないか。「このピン番号ってのは何だ!何処だ!えっ暗証番号のことなの?」といった具合なのだ。やっと言葉の意味を理解したころ、同じことなのに別の新しい言葉で呼び始める。一体どういうつもりなんだろう。もうやめちゃおうかな。そんな話をして帰っていった。
そんな訳で下の写真は石仏。平穏な心に至る道は遠いかも。