勤労な1日

west2692010-05-18

今日の1枚は「小舞竹」。宮光園では下屋部分の左官工事が始まり、今日は小舞竹を組んでいた。文化財建造物専門のH先生の話では、こんな風に肉の薄い竹は若い竹なんだそうだ。
人間と同じでまだ贅肉がついていない訳だ。
今日は忙しい一日だった。12:30に歯医者の予約があるので、10:30と13:00にそれぞれある打ち合わせを前倒しして、午前中で両方片付けた。
12:00に事務所に戻って、設計中の住宅の図面を確認して、歯科医院に滑り込むと、受付嬢曰く。「残念ですが、今日に限って予約は12:00からでした。何時もより早いんです」とのこと。仕方なく出直すことにする。
午後は宮光園で14:30から文化財審議委員の視察の立会い。この間飛び入りで電話が2本入る。16:50に解散して、17:00に知り合いと面談。これが30分。18:00から隣の山梨市に行く。鉄骨のメッキの状態を確認するのだが、初めて行く鉄工所なので場所が良く分からない。結局迷って、17:50に辿りついた。
下の写真は「メッキされた鉄骨」。

「溶融亜鉛メッキ」とか「どぶ付けメッキ」などと呼ぶこともあるらしい。こちらは金属だが、竹と同じように厚さによる違いがある。
鉄骨屋の社長曰く「メッキの厚さは厚い鋼材ほど厚く、薄い鋼材ほど薄い」のだそうだ。
薄い金属のメッキには光沢があり、厚い金属のメッキは鈍い色合いと表情を持っている。
そんな訳で色々と忙しくもあり、難しくもある勤労の1日なのだった。