トンネル食堂

west2692011-02-24

今日の一枚は工事中のお宅の庭にある辛夷の木。見上げたらもう蕾が付いていた。ここのところ暖かい日が続く。春は近いのだ。
午前中の打ち合わせを済ませて、もう一つの打ち合わせに向かう。ちょっと慌ただしい。もう少し時間に余裕を持って行動すべきかも知れない。
高速を走らせて待ち合わせ場所に向かうが、なにぶんにも土地勘が無い。昼食を取る場所が良く判らない。ウロウロ探して時間を取られて遅刻するのも困る。幹線道路沿いで見つけた食堂に「ちょっと不安」を感じながらも入ることにする。
入り口を入って、トンネルのような屋内を進む。途中に厨房があって、その脇を通り抜けた先に客席がある。先客が2人、ビールを飲みながらテレビを見ていた。店員は見当たらない。立ち尽くしていると後ろから声が掛かって、「ご注文は」と訊ねてきた。覚悟を決めてトンネルの出口付近で準備を待つ。
座っていると何故か時折冷たい風が吹いてくる。店の入り口は自動ドアなのだが、誰も入ってこない。どういう仕掛けなのかはとんとわからぬが、時折思い出したように開いては閉まるのだ。とても感度良いか壊れているのかどちらかなのだろう。
そんなことを考えていると「そこには箸が無いのでこちらへどうぞ」という。
今度は風の吹かないバーカウンターなのだ。国会で総理大臣が苛められる番組を見ながら食事を済ませ、外に出ると大きな文字で「明日も来てね」と書いてあった。
そんな訳でこちらは「浦木戸の家」工事現場の石垣の花。

何枚か撮影したけれど、みんなピントが合っていない。何故か後ろの石垣に合っている。それでも春は近い。