霧除け庇

west2692011-02-16

今日の一枚は四方津の現場。建物の東側の壁面に霧除け庇を取り付けているところ。
ここのところ作業は天候に左右されやすい。雪の日は主に屋内の工事を行い、晴れた日はこうして外回りの作業を行っている。
明日もまた雪か雨が降るとのこと、雨ざらしになってはいけないので、今日のうちに目鼻をつけなければならない。「わき目も振らず」という感じでせっせと作業を続けていた。

上の写真で、彼が左手に持っている角材は垂木というもの。
垂木を取り付ける際にこうして金づちを使って垂木の端っこをコンコンと叩いていた。叩かれた木材は少しへこむ。へこんでいるので、写真の向かって左側に見える「垂木掛け」と呼ばれる板の溝にはすっぽりと嵌る。
だが叩かれて、へこんだ木だってそのままじゃ終わらない。時間が経って、ほとぼりが冷めた頃、ジワジワと元の太さに戻ろうとする。もとの太さに戻ればすっぽり入った垂木も今度はしっかりと嵌り込む訳だ。
これを「木殺し」という。