暖かいような気がする

west2692011-01-23

今日はMさん夫妻を案内した。民家の再生計画を始めるに当たり、工事の様子を知りたいとのこと。先ずは事務所近くの完成事例を一軒見学し、その後再生中の建物に向かった。
「浦木戸の家」は昨年12月に着工したばかり。4月末の完成を目指して工事が進行中なのだ。今は床・壁・天井を取って骨組み状態になっているので、建物の構造や傷んだ状況、それに修繕の様子が良く判る。右の写真は根継と呼ばれる柱の修繕の様子。柱が建っている状態で切断されている。写真のように上半分を加工して、この後下半分に新しい柱材を繋ぐことになる。
敷地は山裾にあって、日中は陽だまりになって暖かいが、午後になると冷たい風が吹き下ろしてくる。だからこんな風に建物の周囲を囲い、風を防いでいるのだろう。

現場で使われるのは寒色系のブルーシートが多いが、こちらでは暖色系のシートをつかっている。見た目は暖かいような気がするが、やはりそれなりに寒いのだった。