坂道の途中

west2692011-01-25

今日は昨日の続き。右の写真は工事中の屋根の様子。坂道の途中から撮った所。
ここは狭くて急な坂なのだ。おまけに方向転換する場所も狭いし、作業用の車両だって停まっているかもしれない。事務所の自動車は車高が低くて、回転半径が大きい。登ったら無事に降りてこれそうにない。念のため運動も兼ねて、下の広場に駐車して、グイグイと歩くことにした。
自動車で登るならあっという間でも、人の歩きは時速4キロだ。案外時間がかかる。「こんなに遠かったっけ?」と息切れと共に立ち止まると、突き当りの崖の上に、青いシートが見えた。その下に建っているのが昨日の家相図に描かれた民家なのだ。
板葺時代の下地に土葺き瓦を載せているので、重さで屋根面が歪んでいる。葺き替えにあたっては野地板や垂木を取り換え、補強しなければならない。天候に左右されずに継続的に工事を行う必要もある。そんな訳で、ここでは屋根の上に仮屋根を掛けている。
昨年末から屋内の片づけを徐々に始め、年明けから解体を始めた。先ずは1階の床板を取って、壁を落とし、2階屋根の瓦を下す。今日は敷地の東側では竹藪を切り開いて、木材などの資材の仮置き場を作っていた。
こちらの写真は資材置き場のある東側から見た所。

一見2階建てに見えるけど、実は崖の下に?階部分が隠れていて、床面は4層ある。