ガラスの結霜

west2692011-01-21

今年初めて佐久の現場に行った。前日天気予報で気温を調べると、朝のうちは氷点下4度、日中の最高気温が2度とあった。
「今年はラニーニャだから寒さも格別なんだ」などと同行のEさんに言い訳しながら、現場に向かう。
着くと、北側に入れたサッシのガラスはこんな風に降りた霜が凍りついていた。今日の一枚。
古い民家では時折、結霜ガラスというものを見かける。このガラスは本ブログでは度々登場するので、ご存じの方も中にはいらっしゃるかと思うが、霜が降りて凍った風情を思わせるとても趣のあるものだ。しかし、こちらは本物の「結霜」。趣もあるが、本物ができるだけあって、寒さもまた格別なのだった。
そんな訳でこちらは浅間山

北側の窓から見た風景。冷たい風はこの山から吹いてくる。
現場はサッシを付けたばかりで壁はまだ出来ていない。土壁用に組まれた小舞あるが、簾のように涼しげな風情だ。冷たい風はそこから容赦なく吹き込んで来る。春はまだ先の話。