音無の構え

west2692011-01-04

今日の一枚は「旧千野学校」。明治13年に建てられた藤村式(擬洋風)の建築と言われている。2009年の9月23日のブログにスケッチを載せたことがある
この外観だけじゃ明治時代の擬洋風とは信じられないけれど、屋根裏に潜るとペンキ塗りの跡と8角形の柱の痕跡がある。だいぶ前になるけれど、近所の工務店の社長と二人で発見した。あれは建物の創建時の姿といわれる写真に写っている柱のものなんだそうだ。「物的証拠」という訳だ。
さて、今日で休みも終わり。午後は年賀状を取りに事務所に行った。家に閉じこもりきりだったから、運動不足の解消も兼ねて歩いて行く。
最短距離を行ったのでは運動にならない。ずうっと迂回してみよう。家を出て、いつも右に曲がるところを左に曲がる。旧千野学校の前を通り、駅の北口に出たが、この間すれ違うのは自動車ばかり。歩行者はいない。連絡通路を通り駅の南口に出て、事務所の東側にある公園を通り抜ける。
何時もならたき火をしながら花壇の世話をする人を見かけるが、さすがに今日は居ない。花壇も枯草ばかりなのだ。空がきれいなので冬枯れの欅の枝でも写そうと、カメラを取りだしたら、音もなくこちらを監視しているものがいた。