人口密度

west2692011-01-05

写真は「表参道ヒルズ」。丸で囲った「参」という字が書かれた建物が昔の「同潤会アパート」。苔むして草臥れた住戸が以前はズラーッと並んできたけれど、今はこんな風になって、一部だけ残されている。
今日は昨日の続き。「音なしの亀」違った「音なしの構え」というのは小説「大菩薩峠」に出てくる机龍之介という人の剣術の技のことだが、実はどんなものなのか全く知らない。
昨日のブログの写真にある「千野学校」は以前図書館だった。中学生の頃、何故かそこに良く行った。書庫の薄暗い隅っこに背表紙に「大菩薩峠」と書かれた本があったのを記憶している。ズラリとあるので、良く目についたけど、分厚くて、でかくて、その上重そうだったので、つい腰が引けた。とうとう一度も手に取らないままだった。
後で知ったところによると、世界最長を目指した小説なのだそうだ。

そんな訳でこちらは「表参道ヒルズ」の内部。

吹き抜けの周りをぐるぐる回りながら、長い坂道を上ったり下りたりすると、結果的にかなりの距離を歩くことになる。あの狭いアパートの跡地にこれだけ店舗が入るスペースがあったとは意外だった。しつらえは新しいのだけれど、何故か小倉の旦過市場を連想してしまった。
人口密度のせいかな。