思想的堕落

west2692011-04-17

今日の一枚は「花梨の花」。先週の中頃、小さな蕾が顔を出した。昨日は甲府では27.2度を記録したと新聞に出ていた。このように暖かくなると次々と花も開くので、こちらもなかなか忙しいのだ。

花梨の隣には年の初めに植木屋が刈り込んだ金木犀がある。2階の窓より高く育っていたものをバサバサと切り落して、葉がほとんど残っていない。残った葉も土色を帯びている。
このまま枯れちまうんじゃないかと心配していた。今朝見ると、やせ犬のように乾いた枝の先に柔らかそうな新芽がぼんやり見えた。
ぼんやりというのは寝ぼけていた訳じゃない。老眼、近眼どっちが原因だか判らないが、近くも遠くも見難くなった。そういえば最近肩こりも治り難い。困ったものなのだ。これも年のせいなのかなと思っていたら、こんな文章に出会った。
「年取ってもいないのに、もしも老人を気取るなら、それは思想的堕落」(故事新編 羿月・魯迅)。書かれたのは1926年12月、著者は45歳だった。

そんな訳で、こちらも我が家の庭にあった「ムスカリ」。ちょっとピンぼけかも。