やれやれなのだ

west2692011-04-20

今日の一枚は杉の実。
浦木戸家の現場に着いて、自動車から降りると足元一面に降り積もっていた。見上げると大きな杉の木が頭上に見える。成程、今年の花粉症がきつかった訳だ。
全国的にも今年は花粉の飛散量が多かったみたいだ。3月には現場に行く途中で煙のように林の上を漂っているところも見てしまった。そんな日は薬もマスクも効果は無い。室内に閉じこもって納まるのを待つしかない。
しかし、大量の杉の実に囲まれていても、今日は何ともない。どうやら今年の杉花粉の飛散は終息したようだ。やれやれ、なのだ。
さて、話変わってこちらは「木摺り下地」。

浦木戸の家の広縁にある開口部の上に作る壁の下地を室内側から見ているところ。薄い杉の板を3センチほどの感覚で並べている。
板の外側はフェルトを貼って、ラス網をかけ、モルタルを塗って、漆喰で仕上げる。内側は石膏ボードを貼って珪藻土を塗って仕上げるから、この板は見えなくなる。きれいにできているが、このままでは雨風は凌げない。なにしろ住居の基本条件を満たさない。隠れてしまうのは残念ではあるが、記念に撮っておくに留めるのだ。