浄水場の石

west2692011-04-19

今日の一枚は「田野倉浄水場の石」。「一体なんのこっちゃ」なのだが、大月市の田野倉という所にある浄水場があって、そこのプールに使われていた。
表面は風化したモルタルみたいだが、れっきとした御影石なのだ。半円形に削ってあるのは排水口の跡で、この反対に同じものがあって一対になっていた。
浄水場は何年か前に改造工事があって、使われていた石はすべて取り換えになった。地元産の石は今ではとても貴重だ。もったいないので貰い受けて自宅の敷地に保管していたんだそうだ。
自宅の再生工事に際しては「どこかに使いたい」。「それなら」と、薪ストーブを置く床と玄関の土間床に使うことにした。
こちらは石を敷き並べ終えた所。

飛び石風に並べて、隙間は洗い出しで仕上げる。表面に出る部分はわずかだが、これだけの分厚い石がその下に隠れる。
設置にあたって、重機は玄関からはこちら側には入れない。アームを一杯に伸ばすのだが石が重いと機械も転んでしまう。配置の設計図面を基にしてはいるが、現実は石の重さと相談しながら一つ一つ決めて行くしかない。アドリブなのだ。