原理は同じ

west2692011-04-23

季節外れだが今日の一枚は雪。スモモの花じゃありません。こちらは朝日が当たるとたちどころに溶けてしまうのだ。
さて、生活クラブで送られてくる冊子にこんな記事があった。
天然氷を作っている所が日光にある。冬の冷え込みを利用して氷を作っているのだ。池で少しずつ成長して、厚さ15センチほどになったら、鋸で切って蔵の中に保管する。おが屑で覆って保温というか保冷する訳だが、これが水を吸って気化熱を奪い、低温に保つ。もちろん電気は使わない。氷もじっくり固まっているので溶け難い。30度を越す夏でも溶けるのは2~3割なのだとのこと。
かつては全国に数百件あった製造所も今では5カ所ほど残るだけとなっているが、天然氷の製造は、晴天の続く西高東低冬型の気圧配置の続く場所が最適なのだそうだ。なんとダイレクトゲインのパッシブソーラーハウスに適した場所と同じなのだった。

ちなみに「昼間の熱を夜まで取っておければ」というのが、パッシブソーラーハウスを手がけた動機だった。熱を利用する方向は反対だが、原理は一緒なのだ。

そんな訳でこちらはパッシブソーラーハウスの第一号「星の花工房」



山梨日日新聞社が主催している「マイベストプロ」のコラムでパッシブソーラーハウスについて書いています。
こちらをどうぞ→http://mbp-yamanashi.com/alcedo-atthis-architect/column/1364