徹ふたたび

徹ふたたび

塩山はすでに桜が散っているが、日曜日の長坂はまだ桜が咲いていた。こちらは清春美術館の敷地内にある茶室。「徹」。
カラカサお化けみたいに一本足で立ってはいるが、傘は開かない。左手にある一つ目みたいな窓から満開の桜が見えるはずだが、一般人は入室できないのだそうな。残念なのだ。
それにしても「特別な人」とはどういう人なんだろうな。そういう人は入場料を払うんだろうか・・・などとつまらぬことを思うのだった。
家に戻って、前回撮った写真を探したら、同じように桜が咲いていた。以前書いた日記も調べてみたけれど、こちらは見つからなかった。

さて、美術館の敷地内には小さな建物が分散している。こちらは「ルオーの礼拝堂」。

「光の美術館」と同様に、こちらも外観はそっけないが、内部空間がとても良い。それに自由に入れるのだ。
清春美術館にはルオーのコレクションが沢山ある。太くて黒い輪郭線と、暗い色合いの絵なのだが、震災やら、津波やら、原発の事故やら、それに少し年も取ったせいなのか、「一般人」だからなのか、昨今の気分にはとても似つかわしいように思えた。


山梨日日新聞社で主催している「マイベストプロ」のコラムでパッシブソーラーハウスについて
書いています。 
今日は第4回をアップしました。
興味のある方はこちらをどうぞ→http://mbp-yamanashi.com/alcedo-atthis-architect/column/1383