八朔の日

west2692010-02-06

今日の一枚は「八朔」。八朔を調べたら「旧暦8月1日の意」とあったが、何故か冬採れるのだ。世の中謎が多い。
敷地を測って図面化したら、役所で受け取った公図よりも大きい。図面の上だけなら、建物は余裕で建ってしまう。しかも、狭い所に無理やり押し込もうとしていた車庫の位置も解決する。
町中では敷地の条件が厳しくて、建物が入らなくて苦労することのほうが多い。いきなり余裕ができるというのは俄かには信じられない。話が上手すぎて心配だ。勘違いだといけないので再度確認することにした。
長い巻尺を持って敷地の廻りをウロウロしていたら、台車に蜜柑を載せた人が通りかかる。艶があってきれいだ。珍しいので早速写真を撮ると、「これは夏みかんじゃなくて八朔なのだ」と、目の前でモシャモシャと割ってくれた。もぎたては瑞々しい。山梨から来たというとお土産に二つくれた。お隣の人だった。
そんな訳で下の写真は近くの駅前で見た建築。T字路に2棟の建物が向かい合っている。一つは美容院で、もう一つは薬屋だった。シャッターが下りているのが気になるが、きっと日曜日だからなのだろう。もっとも休日は頭痛の種も胃痛の種もお休みだが。お互いに駅前の「顔」になる建物であることを意識したと見えて、どちらの立面も交差点に面して曲線を描いていた。

美容院

薬屋
ここは近隣関係が良好なんだろうな。そんなことを思った。