雪の日の顛末

west2692010-02-02

今日の写真は走る電車の窓から昨日撮影したもの。新宿方面行き笹子辺りの雪景色。
まさか帰りに足止めを食らうことになるとは思っていなかったので、のんきにこんな写真を撮っている。
運転再開までに時間があるなら、ルミネ5階のブックファーストに行って、それから南口のドトールでコーヒーでも飲んで待つ手も考えた。しかし、新宿駅の放送は「運転再開のめどがつきません」とか「安全確認しています」と繰り返すばかりで具体的な予定が判らない。列車はドアを開けて停まっているが、今にも走り出しそうな顔をしている。一回りして戻ってきたら、出発した後だったなんてことにもなりかねない。仕方なく車内で待つことにした。
一眠りして時計を見ると1時を回っていた。なにやら放送している。「雪かきが終わりました。何時に到着するかといったお約束はしかねますが、とにかく発車することにします」。そんな内容だった。隣のホームにいる「特急あずさ」が先に発車するが、我が家のある塩山駅は停まらず通り過ぎて行く。塩山駅に停まる「特急かいじ」の発車時刻は予定通りならその後更に30分待たなければならない。
1時10分。小さな合図の音とほとんど同時に「特急あずさ。発車しまーす」と一声、掛け声を上げて、あっという間に出発してしまった。
あれれ、「散々待たせた挙句に、今度は随分せっかちな」と思うまもなく「はい次、特急かいじ。発車でーす」と言った具合にパタパタと押し出されてしまった。1時15分だった。停まっては走りを繰り返し、塩山駅には3時17分に到着した。駅から我が家に向かう道は線路沿いにある。帰り着くまでに特急列車が2台追い越していった。一体何台走っていたんだろう。
下の写真は立川駅(?)で停車中の際に撮った写真。

雪景色は、とりあえず何でも許せる気になる。