狐の置物その後

west2692010-02-28

今日の一枚は「馬頭観音」。「またか」と思う御仁もいらっしゃるだろうが、山梨では道祖神やら馬頭観音やら、頻繁に見かけるのだ。避けていてはコンビニだって行けない。
さて、これは国道20号線の四方津辺りの家にあった。敷地のはずれに人が一人、やっと通れる位の古い道があって、そこの傍らに佇んでいる。勿論、家敷も古い。主屋の西側に小さな木製の社が残っている。中をのぞくとなにやら見える。引っ張り出すと焼き物の狐だった。2体ある。背面には木簡みたいなものもあって、**(判読不明)稲荷と書いてあった。
2月13日に「鼻顔稲荷大明神」から買ってきた狐さんに大きさもポーズも模様も似ている。訪ねた家の方にそんな話をして、帰りには何度も道に迷ったオチも付けて笑った。
帰りは国道20号線を甲府方面に走り、大月から中央自動車道に入る。
中央道は大月で三方に分かれている。東京方面、甲府方面、そして富士河口湖方面だ。「蛮風亭」の監理に通った道だから慣れたものだ。トールゲートを抜けて、甲府方面にハンドルを切った。
インターチェンジの大きなカーブを廻り、走行車線に合流すると、前方にデデンと富士山が見える。あれっ、変だな。
大月から甲府方面に向かう場合は富士山を背にするのが普通なのだ・・・・・。神様を侮ってはいけない。
そんな訳で下の写真は長屋門

だいぶ傷んできているが、今となっては貴重な茅葺屋根だ。3年ほど前に偶然発見したものだが、どうなったかなと気に掛かったので今日は足を延ばしてみた。
幹線道路はひっきりなしに車が行き交うので、停車は出来ない。近くのコンビニに車を停め歩いて行く。路地を通り抜け、近くの畑にいた小母さんに挨拶をする。「無人状態が長かったけれど、最近になって修繕工事を始めた」と返事が返って来た。