真冬の扇風機

west2692010-02-10

今日の一枚は扇風機。韮崎の家は主屋の工事は完成に近づいたが、周囲に6棟の土蔵が連なって残っている。土蔵の壁を造るためには泥を厚く塗らなければならないが、土は一度に厚塗りできないので、少しづつ塗り重ねてゆくしかない。下塗りがしっかり乾かないと中塗りも上塗りも出来ない。しかしここの土蔵は家の北側にあるので日が当たらず、なかなか乾かない。風が冷たいので凍らないようにシートで覆っているが、こんどはそうすると風通しが悪くなって、それが乾き難い理由になっている。時間に追われる現在の建築工事にとってはなかなか厄介な話だ。
前回はストーブで暖めていたが、今日はこんな感じで扇風機が廻っていた。「真冬なのに扇風機がいるんだ」と聞いた所、ここ数日は気温が上がったが、風がないので早く乾かすために回しているのだそうだ。
下の写真は氷を載せた山茶花の蕾。

これは我が家の勝手口に生えている。不思議だが、こんな悪条件でも凍らないで毎年花を咲かせる。