住宅

法治国家

今日は富士見高原の家の完成検査。 基本的な骨格は工務店で作り、残りは建築主が住みながら造って行く計画だ。 建築確認と検査済証を受けて、登記をして、銀行の融資を受けた。工務店にも支払いを済ませた。 悪天候が続いたのと、あまりにも気温が低いので外…

雪折れの枝

今日は韮崎の家の完成検査に出かけた。一通り確認して完成写真も撮影した。2,3日前の雪がまるで嘘のように暖かい。庭先からチューリップも芽を出している。もはやカメラをぶら下げカバンを担いでコートを着て歩き回るのが煩わしい季節になった。喜ばしいこ…

真冬の蚊帳吊

我が家では春から冬にかけて蚊帳を吊っている。どういうわけか最近は彼らの出没する季節は夏だけに限らないのだ。真冬から春先の一時を除いて一年中活動している。それに網戸を閉めていても何処からともなく進入して来る。 蚊取り線香の臭いが苦手なので、対…

富士見高原の雪

月曜日は東京に出かけて雪で足止めを食らい、昨日は那須塩原の現場で雪が舞っていた。先週上棟した富士見高原の家も、とうとう雪に覆われてしまった。 そんな訳で、今日の一枚は雪を載せたままの屋根。野地板という屋根の仕上げを留めるための下地材を取りつ…

建て方の日

今日の一枚は「建て方」。「建て方」とは木造住宅の骨組みというか架構を組み立てることをいう。多くの場合1日で組み上げる。木造建築の最も面白い場面でもある。 先ずは土台を敷いておいて、柱を立てて、その上に2階の床梁や小屋梁を掛けてゆく。写真のよう…

鉄のアリクイ

今日は先日(12月19日)の続き。右の写真はアリクイのサイボーグみたいに見えなくもないが、これは地盤改良の機械だった。先日は職人達と行き違いだったので、実際の操作は見ていないが、この先端に鉄のパイプを差して、力任せにぐいぐいと地面に押し込むの…

アイスバーン

今日は長野県の富士見町に出かけた。昨夜「地盤改良の鋼管杭を打ちこみました。明日の朝9時に現地に来られますか」と現場監督から連絡があったのだ。 家から徒歩と車を使って、現場まで1時間30分はかかる。いつもよりは早く家を出た。八ケ岳横断道路から分岐…

歴史の証人

先日モンキーチェアーの写真を撮った敷地で今日は地盤調査。 小淵沢から原村に向かい富士見高原に差し掛かると、唐松林の根元が白い。霜じゃない。雪が降ったのだ。我が家のある塩山はまだ秋だが、こちらはすっかり冬なのだ。高速道路の移動は味気ない。たっ…

富士見高原のモンキーチェアー

今日の一枚は「切り株」。昔はこれでウサギを捕ったらしい。椅子みたいにも見えるけど、段差があるのは猿が腰掛ける為じゃなさそうだ。腰掛けにしては座の部分が狭すぎる。 一見無造作に見えるが、工務店のSさんの説明によれば、樹木伐採の本格的な方法なの…

ムラサキツメクサ

今日の一枚は長野県の富士見高原で撮影したもの。ムラサキツメクサ。別にアカツメクサともアカクローバーとも呼ばれる。残念ながら、土地固有の在来種ではない。日本には牧草として明治以降に移入されたものだといわれている。陽射しは暑いけれど、風はひん…

レトロな建物

昼休みに家に戻って食事をしていると「人生の楽園をみて」という人から電話があった。テレビは反応が早い。お話を伺うと9月の末に取り壊す民家の引き取り手をお探しとのこと、リフォームするには家が大きすぎて手に余る。先代さんが苦労して建てた家なので偲…

製材の話

今日の一枚は建て方前の材木。柱や梁、土台などが混じる。これを組み立てて家が出来る。ある年の2月、設計の依頼を受けて訪ねて行くと、裏山につれて行かれた。山の斜面には松や桧や杉やサワラが転がっていた。約200本ある。現在は「葉枯らし」中だが、これ…